近頃では割と安易な地域おこし、一瞬燃え上がって何もローカルには残らないと厳しい評価を受けたりする芸術祭ですが僕はいつだって興奮します。

火付け役になった越後妻有はそれこそ何度目になるでしょうか、3から4時間。
思いたった日にギリギリ行けちゃう距離、そこに広がるかけた時間以上の山里の原風景。
土地勘も生まれ、毎回寄る店なんかもできてきて、なんだか戻ってきたというような気持ちを感じるようにもなるようになりました。
清流プレイ。透明な冷気で清められるような気持ちに
我々は燃え上がるような暑さが続く東京からやってきました。

作品につながる長く青いトンネル。
日本三大渓谷の中心部へ。
圧巻のスケール。。
蜃気楼、あるいは渓谷で余韻のように残るこだまの様に。

跳躍したり、分身したり。
オオミズアオの透明感にうっとり。。
水面に浮かぶ鏡面に浮かぶ私
作品の一つ。村人と山里の獣連合の対決。
野獣に攻めこまれる村人。防戦!
レアンドロ・エルリッヒの作品にはいつも驚かされてばかりですが、今回もまた揺らされました!
意味がわからず下のプールでちゃぷちゃぷした後でのカタルシス。

岩や樹、そして神社。
八百万のものに息吹を吹き込むように。

古民家で昼食、その後ジープの下やドリーミーな牧場を経て、顔面に虹を浴びる。
わりと最近どの芸術祭に行っても見かけるようなカオスの支配する毒屋敷。世界の民芸や名画が張り巡らされた屋敷の中に置かれる麻雀やスロット。

総本山はやはりクリスチャンボルダンスキーの最後の教室。
初めて訪れると言う友人の案内も兼ねて訪れました。
敷き詰めた藁の香り、揺らぐ電球。そして後者の奥から聞こえてくる心臓の鼓動。
不透明を透かす。

結局全く見切れませんでした。ということでこの日は撤収して帰路に。
結局また一ヶ月後に訪れた次第でございます。

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