9月25日、本日より前田宏人さんの写真展、From Nepalが始まります。
猛暑、地震、台風。地球規模で様々な災害が起きている今日この頃、2015年に起きたネパールで起きた震災の報道もまた僕の中では残酷なほど鮮明です。
自分も訪れたことのある、素朴ではあるけれどまるで花が開くように笑う人々が住むヒマラヤの国。お世話になった人々が暮らす日々。
かけがえのない日常が一瞬で日常ではなくなってしまうことを知った我々が学んだ、当たり前の毎日を大切に暮らしていくこと。そんな宝石のような日々。

お店にいながら遠いカトマンズでの毎日を感じていただける展示になると思います。
期間は二週間。
ぜひ遊びにいらしてください。

以下作者のプロフィールと作品の説明です。
From Nepal
2016年12月初旬から2017年2月初旬まで、およそ2ヶ月間ネパールに滞在した。

北はチベット自治区、東西南の三方はインドに接し、ヒマラヤの山々に抱かれた小さな国。
起伏に富んだ国土の中で、多様な民族と文化に彩られていた。

未熟なインフラや、差別や貧困といった多くの問題を抱えているのも事実。
2015年に発生した震災の爪痕も生々しく残っていた。

それでも人々は日々の生活を営む。

ネパールを旅する中で強く心惹かれたのは、人々のごくありふれた日常。
彼らからすれば、何の変哲もない、ともすれば退屈な日常かもしれない。
だが、その日常こそ、かけがえのない価値を持っていると信じて、日々シャッターを切り続けた。
プロフィール
前田 宏人

1975年 横浜生まれ

2016年4月から2017年5月にかけて、アジア11ヶ国を周遊。
旅の間、訪れた土地で暮らす人々の姿を写真に収める。

現在は都内のフォトスタジオに勤務。

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