知床で一気に沸点に達してしまった北海道の旅。
翌日は摩周湖じゃ!と鼻息荒くしていたのですが、
そのテンション冷却せよとばかりに霧雨の空模様。
霧に包まれ全貌を見せない摩周湖と話には聞いていましたが
濃霧中の濃霧。湖面はおろか数メートル先もおぼつかないフォグっぷりでありました。
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そんな中訪れた摩周湖の地下水が湧き出た泉。
樹は腐らず、水はひたすら青。
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湖面近くの樹の根。
強く太く、ひたすら支える存在。
保つ力、足下の力。これからの自分に必要な力。
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摩周湖から道道を東へ、
最果てが持つ荒涼さと潔さで研磨された風景、カモメ、そしてロシアとの国境。
湿原には松の抜け殻。
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旅行わずか二日目で現世をどこかに置き忘れてしまったようです。

2 thoughts on “霧と湖と国境”

  1. 神の子池、悠久のときというものを感じられますね。晴れ渡った日の摩周湖…惹きこまれてしまうほどの透明なブルーでしたよ。大いなるものの近くには鹿がいるような気がします♪

  2. 摩周湖一目見たかったです。
    ちなみにマリモで有名な阿寒湖は湖畔まで迫ったものの
    あまりの寒さと今にも降り出しそうな空模様。
    しかも夜一歩手前な時間帯とネガティブな要素満載で楽しみきれませんでした。
    ジャブジャブとマリモと戯れる予定はもろくも崩れ。真に甘かったです。
    確かに鹿は何でも知っている気がします。
    奈良の偉大さなんて人間以上に熟知しているような気が・・します。多分ですけど。

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