小田原に住んでいたこともあって割とふわっと訪れる伊豆半島。
美味しい魚、温泉、そして怪しいテーマパーク。
好きそうだねそういうのとよく言われるのですが、これでなかなか虎穴には入らずんばはしないタイプ。いわゆる秘宝館系はほとんど足を踏み入れたことがない人生を送ってきました。
しかし魔が差した、と言いますか、日も少し翳り始めた逢魔時。
よく晴れた、しかし大変風が強い日でございました。その胡散臭すぎる名前が一周して気になっていたまぼろし博覧会につい足を踏み入れてしまったのです。。
まず結論から言うと貸切でした。
三つのエリアに分かれた館内。趣向を凝らした悪夢が待ち構えております。
そんな中、おそらくメインでもあるガラス張りの温室のようなパビリオン、はっきり言って超おすすめです。そこらへんの世界遺産じゃ束になってもかなわない。
出会うはずのなかった世界の遺跡や偉人が一堂に会する運命のいたずら。
昔メキシコのビジャエルモッサでお会いしたオルメカの石頭と再会。招かれざる和尚を添えて。。
アホほどでかい仁王像。
そして混沌の渦の中心に座する聖徳太子。。。
モアイとのコラボが見れるのは世界でもここだけと断言。
細かいところに突っ込んでいくとあっという間に日が暮れます。
近代の流行や風俗、そしてエログロやサブカルを学んでいくタイムトンネルが第二のカオス。
序盤に登場したモンローズ。
ここは解放区
自分が生まれる頃、本当におぼろげな記憶が少しづつ現れていくと、なんだか少し優しい気持ちになったりもするから不思議なものです。
ヤンキー・ゴーホーム・ウィズミー。
魍魎の武丸先輩とかを思い出すロケットカウル。
わかりにくいですがなぜか道教のお札みたいなのも貼られています。
後半は悪ふざけの度が過ぎていて、さすがにあまり笑えない感じ。
親子連れとかで来てしまうとトラウマを残すほどの悪趣味でサイコな展示が続きます。。
マジで気が狂っているのではないか。そんな重苦しい空気。
ようやく出口に差し掛かる頃には日も沈み始めておりました。
回転することから解放された木馬達
閉館間際なので三つ目の展示は小走りで。
もうコンセプトも何もないんじゃないかというノリ。良くも悪くも粗挽きで雑な物置感。
エログロの見本市。
マジでイかれてる。
ここでタイムアップ。閉館という解放。
一体この空間、この空間は何だったのか。
間違ってもはじめてのデートや家族旅行でくる場所ではございません。
変態上級者向き。選ばれしツワモノどものみ、是非。

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