昨日は夕方に少しお休みをいただき遥かなる板橋へ。
お目当てはタラブックス展。
ユニークで、そして手作りにこだわるインドの絵本の出版社さんなのですが、そのこだわった製本手法のため日本の本屋さんではなかなか手に入らないのです。
比較的手に入りやすい一冊からいわばマニアの間ではお宝まで。そんな出版物の原画やレア本のコレクションなどを一興放出。
伝統的な技法で描かれる絵と、教訓と指針に富んだ物語。こちらは初めての海外でロンドンを作家が訪れた時の一コマ。
ビッグベン、鶏と化す。
インド中部に暮らすゴンド族の創世記を描いた作品。絵本なのか画集なのか、どっちでもいいですがすごいスケールの物語。
夜の木が並んでいるかと思ったら
濃厚なインド映画の手書き看板が鎮座する館内。
マーティン・ルーサー・キングの物語がこのほっこりしたインドの技法とコラボ。
アイハバドリーム。ザッツワンデー・・
こちらはノアの箱舟の大洪水。
そしてこのただ事ではない鼻。テングになっていますね。そう、ピノキオです。
絵本とかアートの枠を超えて宗教画のような世界
ポトゥアと呼ばれる絵巻物師がツナミを描く。それにしてもこのインパクト!
看板2枚目
カタツムリと
タコチュウ
死神に魅入られた美しい鳥を助けようとするガルーダの話。
最後におまけで展示されていたオリッサ州(?)の民芸系おもちゃ。超欲しいっす。。
今回の展示に行く前に、実は異なるイベントでタラブックスさんを予習していけたことが、作品を見るにあたってものすごく役に立ちました。

装丁家の矢萩多聞さん。
著書、偶然の装丁家を読んで以来、こっそりずっとファンだったのですが、恵比寿で行われたタラブックスさんの本の即売会、こちらで個人輸入をされている矢萩さんが自ら店員を務めるイベントがあり、訪れたのですがこれがもう本当に面白かった!
黒い紙に白いインクで印刷する意味、それぞれの部族が持つ個性と作品の関係性などなど。
人間的にも素晴らしい方で、タラブックスさんが矢萩さんを通じて日本に広がっていくとは本当に素晴らしいことだなと思うのでした。
矢萩さんが出版に携わっているその名もタラブックス、そして以前にニューデリーで買った、先ほども紹介させてもらったキング牧師のI SEE THE PROMISED LAND。
お店の書庫に置かせてもらいます。
こちらもぶっ飛んだ世界観で、差別とがっつり戦わせてもらいます。

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