今年の春だったでしょうか。ふと訪れた企画展がとても面白かったので少し振り返りたくなりました。 一定の場所に滞在し、そこで大地や風習、そこで流れる時間と対話しながら作品を作っていくレジデンスというのですが、舞台は雲ノ平山荘…
年末年始、sense island 猿島の夜
12月23日。 本日16時までの営業の程だったのですが、夕方から出かける予定だった猿島,sence islandが気象の関係で船が欠航になってしまいました。。 どうしようか考えていつも通り18時から20時LO、21時まで…
藤原新也さんの祈りを見る
世田谷美術館で行われている藤原新也さんの展示、祈りへ。 40年ほど前でしょうか。当時インドやチベットといった当時完全に異界とされていた土地を歩いた藤原さん。時間とは異なるものが流れる大地、五感では感知することのできない聖…
熱海、ホテルニューアカオの美と怪
先日お店を早上がりさせていただき、熱海に行って来ました。 大学時代を小田原で過ごした自分としてはどこか懐かしい関東の果て。湘南、西湘と徐々に緩やかになっていく時の流れが止まるゼロポイントと言っても過言ではないかもしれませ…
感性を旅させる04 地球が回る音を聴く
休みの日にふと時間が空く時、何か見たい展示を探してふらふらと東京の美術館など行くことがあったりします。 とはいえ上野系(?)をはじめ月曜日の休みがだだかぶりすること多い美術館界隈。 救いの手を差し伸べてくれるのは夜の街六…
旧海軍司令部壕、佐喜眞美術館。怖いを知る理由。
少し前の話になりますが沖縄で旧海軍司令部壕に行ってきました。二度目です。 日常で見上げる青空とまた少し違った広がりを感じる気がする沖縄の空。青の深みや空気の澄み方ではなく綿と麻の差異と言いますか。 そんな蒸し暑くも味わい…
感性を旅させる03 ゲルハルトリヒター展へ
お店の夕方休みを利用してゲルハルトリヒター展に行ってきました。 今思えば無謀とも思える、現代美術の巨匠の回顧展にほぼほぼ前知識なしで勢い出発となりました。案の定、圧倒的な色の洪水にポカーンとしてしまうことも多い時間でした…
感性を旅させる02 浅間フォトフェスティバルへ
こちらも行ってきました。浅間国際フォトフェスティバル。 手軽に行けるようでいて行ってみると意外と遠い街、それが軽井沢。 浅間山の麓で開催されるフォトフェスティバルはいわゆる美醜や劇的な決定的瞬間を捉えた、そういった類の写…
感性を旅させる01 愛知国際芸術祭へ
訪れてそのままとなってしまった展示や芸術祭の鑑賞。 いちいち報告する必要はもちろんないのですが、せっかくなので忘備録としてどしどしっと写真だけでもと思いました。 直近から遡っていくと、思い立ったが吉日と奮起して夜中に急に…
香月泰男さんの轍と白と黒
少し前の話になりますが画家の香月泰男さん、生誕110年を記念した回顧展を見に練馬までやってきました。 戦後、ソビエトに連行された記録と記憶を描いた作品を中心に構成された展示。 白一色、ツンドラでの日々をほぼ黒一色で描くシ…