世田谷美術館に行ってきました。
ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙。
人類学者の川田順造さんと陶芸作家の小川待子さん、お二人がフィールドワークで滞在したブルキナファソのマスクや布、民藝のコレクションの展示。面白かった!
アフリカの荒野を彩る、文化の三原色と名付けられた赤、白、黒の色彩。そして、大地の渇きに抗うように、井戸水のように湧き出す人間力。ワールドカップを見ていても思いますが、やはりアフリカは凄みがある。かっこいい。
ブルキナファソ、西アフリカを訪れたことはないのですが、ハルマッタンが吹き荒れる荒野にどうして一神教ではなくこれだけ多彩な神話、豊かな色彩が生まれるのはなぜなのでしょうか。かつては今ほど砂漠化が進んでいなく、サバンナや熱帯雨林が広がっていたのでしょうか。あるいは中東のそれとは異なり、交互に訪れる雨季と乾季の巡りがあるのか。いずれにせよ死ぬまでに一度は訪れたい人類の原風景。そして訪れる日は1日でも早い方がいいのだろうと思うのでした。
展示風景。お二人が夢中になった圧倒的な物量の民藝品はそのままお二人の旅路と共に、アフリカからパリでの暮らしを経て、帰国後にお二人が暮らしたという素敵な海の見える家まで。
遠く極東で長い旅を終えても、その造形の美しさと神秘は時代を超えて決して失われることなく、むしろ新たな輝きを放ち始めていることはとても魅力的で印象深いことだと思うのです。森羅万象に何が宿ると信じられている国同士、何か通じ合う物語があるのでしょうか。
今回の展示に作品はありませんでしたが、共に旅をした奥様の陶芸作家・小川待子さんの作品は偶然、愛知の芸術祭、あるいはポーラ美術館で偶然目にしたことがありました。特に相方の柚希さんが大ファンでスマホの待ち受けにしていた模様。
お恥ずかしながら、その時は作家さんのバックボーンは全く知らずにただただ作品のファンになっていたのですが、まさか大陸を越えた物語を共に歩んできた方だったとは。。
パリで鉱物の魅力に夢中になった作家さんは、鉱物の中にすでにかたちは在るとの考えに至ったとあります。深い。。
お店でもいくつか愛らしく、少し怪しげな仮面が壁にかかっています。よかったらお気軽に身につけてみてください!














