先日仲良くしてもらっている作家さんから借りたDVDで映画のあんを見ました。
永瀬正敏さん演じる、どこか自暴自棄な雰囲気を醸すドラ焼き屋の店長さんと樹木希林さんが演じるあんこ作りの達人の不思議なおばあちゃん、トクエさん。交わることのなかった二人が桜の木の下で運命が交差する物語。
少しネタバレになってしまうのでまっさらな状態で映画をご覧になりたい方はスルーなさってくだされば幸いです。
ちなみに自分はまっさらで拝見しました。あらすじをざっくり。
ふわっとお店を訪れて、ほとんど無料の時給でかまわないので働かせてほしいとお願いするトクエさんの作るあんこがとにかく美味しく一緒に働くことに。
やりがいを見いだせなかった店長さんのやる気にも火がつきハッピーエンドかと思いきや、トクエさんがハンセン病を患っていた過去があり、世間の無知と偏見から客足が遠のいてしまい、そのことから物語が大きく動き出す。といったお話し。
もう7年前でしょうか。自分も物語の舞台にもなっている国立の療養所を訪問したことがありました。
自分もハンセン病、かつての癩病と呼ばれていた病が、今で言うパンデミックの元凶のように語られ隔離して暮らさなくてはいけない歴史があったことは知っていましたが、あくまでも知識として。実際どのような場所で今を暮らしているのか知りたいと思い、お邪魔させてもらったように記憶しています。
とても静かで風が心地よい、西日が綺麗な日。奇しくも映画と同じ桜の美しい季節でした。
印象的だったのは敷地内に立派な教会、神社、寺院と祈る場所がとても多く存在していたこと。
ハンセン病の歴史を学べる資料館もあるのでぜひ訪れてみてください。
後に訪れた瀬戸内の大島、あるいは丸木美術館での展示などでおよそ信じ難いほどに壮絶な差別と隔離の過去があった病気の物語をさらに知りました。
映画では同時に、犯罪を犯してしまった人の社会復帰の困難さなど新しい差別の問題についても考えさせられます。新しい偏見や差別について考えるとき、我々は過去の過ちから学ぶとができると信じています。
すごく映画が良かったのでぜひ見てもらいたいと思い、うちのおかんにDVDセットごと使い方を説明して渡したら一晩で2回見たとのこと。
どこか樹木希林に面影が似てきたぞと感じるうちのおかん。夜中ゴソゴソ音が聞こえるとは思っていましたが。。
ご興味のある方はぜひ。











