沖縄より帰ってきました。
ほぼほぼ二日間の駆け足旅でしたが親戚の法事あり、海水浴ありと終わってみるとあっという間。
言葉にするならそれはとても夏らしい時間。いつものような写真を撮りに駆け抜けるというのとは少し違う時間だったように思います。
今沖縄ではコロナ期間でぐぐっと減ったレンタカー会社が一気に戻ってきたお客さんの需要に全く間に合っていない状況だと聞きました。ならば車を買い足そうとしても半導体の世界的な不測が深刻で、全く在庫が揃わないそうです。
事実自分たちも近郊の軽トラックまで探しても持つからない状態で、旅自体を諦めかけた時にエアコンが故障しているという曰くありの一台を偶然見つけることができ旅を始めることができました。
しかし気温はこの夏一番34度over。
エアコン止まると思考が沸点に達する車内、それでも蜃気楼を追うように北へ北へ、ヤンバルの果てにある島の最北端を無謀にも目指すことになりました。
浜比嘉島を経由して名護でランチ。その後に見た沖縄ならではの印象的な風景がサガリバナでした。
もちろん八重山のように川一面を埋め尽くすような風景には及びませんが、あたり一帯を埋め尽くす奇妙なふわふわの集団は十分に幻想的で印象深かったです。
少し話は前後してしまうのですが、この日は一泊柚希ちゃんの親戚の人の家にお世話になったのですが、沖縄らしいすごい数の親戚一同がわいわい集うなんとも愉快な宴の夜でした。
翌朝、糸満の昔ながらの沖縄の家で暮らす珊瑚ちゃんという小学生の女の子がさっき庭でケサランパサラン見たよっていう不思議なことをポツリと教えてくれました。
ケサランパサランとは妖怪というか妖精というか、白いふわふわした綿毛の塊のようなふわふわした謎の存在なのですが、早朝彼女が庭で見かけたという浮遊物が子供にしか見えない不思議な存在の何かだったのか、あるいはどこからか風に乗ってきたサガリバナだったのか。
夜明け前に咲き乱れ、そして地面に落下するサガリバナが運んで来る不思議な朝のお話。
それはそうと遂に海水浴です!美ら海!最高!!
これものちに聞いた話ですが沖縄の人滅多に海で泳がないとか。もったいない!
って自分もカナヅチなのですが。
特にシャワーも更衣室もないのでペトペトボディのままさらに車は進みます。
海に入る前も汗でペトペトだったので大差なしの問題なし。
ヤンバルエリアを一気に北上。最果て辺戸岬までやってきました。
展望台から眺める海の色が本当に美しい。
だいぶ遠くになりますが海亀もぷかぷか浮いていました。
そして自分の中ではずっと憧れだったヤンバルクイナ!
全長10mを超えてくるビッグバードです。
amazing!!
藍色の海、あるいはその先の与論島を見つめるクイナ様。
奇しくもこの日、黒いTシャツに赤いパンツでお揃いでした。
帰りに見つけた野生のアダンの実。
結構高いところに生えていて、急になんだか食べれそうな気がして飛びついたのですがもぐことができずにモンキーのようにぶら下がってしまいました。
しかし改めてみると怪しいパイナップル、あるいはキジムナーか。うっかりもげて食べていたらどんな未来が待っていたのか。。