SNSでちょこちょこあげさせてもらっているお店の本棚などの情報を少しまとめて報告させてもらっています。

まずは本の紹介を。
齋藤亮一さんの写真集、想いは恵迪よ永遠に、お店に置かせてもらっています。
北海道大学の今はもう無い、恵迪寮での日々の写真集。
京都の吉田寮などは色々噂を聞いたことがありましたがこちらも本当に強烈。
衛生面やプライバシー、防災など、現在の感覚で考慮するとよくこれが許されていたなと驚きの連続ですが、読み終わった後に思うことはただただ羨ましいと。
焼うどん同好会が廊下で爆竹を鳴らし火災警報器が鳴ってしまいました、と手書きの反省文が廊下に張り出される感覚、エモが過ぎます。
自分は大学時代は生意気にもアパートを借りて一人暮らしを謳歌していましたが、人生の何年かはこういうドープな場所で過ごし、鬱陶しいほどの人の渦の中で学びを得ていくのも素敵だったかなと今は思うのです。

似た感覚の場所で思い出すのはガンジス川のほとり、雑魚寝宿のクミコハウス。
数百円で泊まれるそこは清朝時代のアヘン窟をどこか思わせる退廃の寝床。壁にダルマ和尚の絵が描かれ、本棚にはくそ怪しい本。男女混合のタコ部屋でシタール奏でるヒッピーとつい先日デリーに着いたばかりの学生さんが交差するあの場所に自分の青春はあったのかなと思ったりもしました。
甘酸っぱいっす。。


そして最近改めて読んでガツンと心揺らされた柴田のりよしさんの写真集、その名もTIBETANS。
感染症はゼロではない、がしかしとても穏やかな日々が帰ってきたようにも思います。
再び海外に行けるならまずヒマラヤに行きたいと思う自分ですが、そこで何をどのように見て感じることができるのか。
これは僕が見た風景でもあると感じることのできる非日常のような日常の風景。願わくば自分も誰かの旅とつながる事のできる気配のようなものを捉えることができたらなと思いました。
本はお店の本棚に置かせてもらいます。タシデレ。

さてカチナードールのご紹介も。
急に肌寒い日が続きましたね。
いわゆる季節の変わり目、秋物の上着を買うかと思っていたタイミングで現れたカチーナドール。どちらを買うか迷って迷って、私は人形を買いました。。
Tシャツ一枚で冷え冷え。鳥肌立ちます。
そんなこんなでやってきた彼の名前はMUDHEAD。もうすっかりお店のスタッフ気分でおりましたが、本来はホピ族に寄り添うために特別に姿を現した精霊の姿なのです。
ありがたや。。
お店の中のどこかにいます。ぜひ会いにきてやってください。。

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