もう大分前ですが、大ファンの鴻池朋子さんの展示を見に行ってきました。アーティゾン美術館での展示です。
根源的暴力、奥能登芸術祭、そして今回のちゅうがえり。
今とても興味のある、人という獣がいかに人間になったのか、そして認識を創造し、いかに世界を構築していたったのか。
そんな遥か彼方、しかし確かにあったであろう時の果てのことをつい思い浮かべてしまうような空間でした。
歴史が始まる前の、日々のすぐ隣に生と死がむき出しで存在していた時代に生まれた最初の歌や絵。そんな原始の、あるいは子どもの頃に画用紙に描いた衝動をそのまま大切に育てきったような世界。