6月の25日から2週間、謎の女、teruminさんの写真展示を行うことになりました。
既視感を一つのテーマに写真を撮り続ける作家さんの作品群。
役割を終えた建物が、建築家や住居者の意図を超えて輝き出す瞬間の美を丁寧にすくい上げプリントしました。
本来美に属さないはずの存在、錆や雑草、瓦礫にガラスの破片。
役割を終えた存在の集合体が人知れず土に還るまでの時間。
不毛な土地に稀に輝く、懐かしくも退廃的な美しい光を見ていると、なぜだか子供の頃に感じたような少しだけ優しい気持ちになります。
以下作家さんのプロフィールなど。
廃墟写真展「Fragment of VIBRANCY」
“ひとつの時代が終わることよりも、ひとつの時代の始まりを感じるために”
今回の展示では3月に開催したグループ展「VIBRANCY〜新しい時代の廃墟写真展〜」にて発表したものと、新たに撮影した写真の中から数点展示いたします。
terumin
暗室に憧れ写真撮影を始める。
いつ、どこで観たかはわからないけれど既視感、それに伴う郷愁。
ふとした時の匂いで記憶が蘇るような感覚を写真で表現。
撮影を続けて行くうちに廃墟に巡り合う。
写真は主にInstagramで発表している。
活動歴
2017年 個展 ピクトリコウォールスペース
2019年 グループ展「VIBRANCY〜新しい時代の廃墟写真展〜」(ピクトリコショップ&ギャラリー表参道)