子ども図書館森さんのミンダナオの展示、も残すところあと1日。
宗教間による紛争と正直、結構難しいテーマであるにもかかわらず本当にたくさんの方に来ていただくことができました。
なかなか来ていただいた方とお話しすることができず歯がゆい思いをしていますが、そんな最中、森さんが在廊してくださった日に遊びにいらしてくれた松居友さん。なんと嬉しいことにご自身の著書をいただいてしまいました!

松居友ご家族で遊びに来てくださった松居さんはミンダナオ子ども図書館を営んでいらっしゃるとのこと。
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews.htm
州都ダバオの近郊。お世辞にも治安のいい場所とは言えないかもしれませんが、そこがどんな場所であれ世界の果てなんてない。平和がなくても、生活があるならば子供もいます。
図書館と言う名前ではありますが、孤児を中心に600人近くの子供に学問を学ぶ機会が得られるように、共に暮らしながら支援し見守っていく。そういう活躍してらっしゃるそうです。

著書の手をつなごうよを読ませてもらって、僕が一番興味深く感じたのは、特定の宗教の子供を保護するために行っている活動ではなく、キリスト教の催事も行うし、イスラム教の催事も行うということ。
日本にいては当たり前かもしれませんが、フィリピン、それもミンダナオではものすごいことなんだと思います。
昔、dvdで見たプロミスというドキュメンタリー映画。
大人のしがらみがまだ少ない、イスラエルとパレスチナの子供たちが共同生活をすることで未来は変えられるのか。そんな内容でした。
結論は、将来は、今はまだわかりませんが、もし可能性があるとしたら、しがらみにまみれた大人ではなく、その違いを個性と捉えることのできる子供達だけなのかもしれません。

日本に一番近いイスラム紛争地域ミンダナオ島。僕はまだ訪れたことはありません。
松居さんご家族にお会いして思うのは、その活動内容を根掘り葉掘り聞かなくても、その人の慈悲深さ、謙虚さ、かっこよさで、歩んできた道のりがわかるとおもいます。
僕も最近は自分のためだけでなく、人のために生きたいと思うようになりました。
いい人のふりをするとかではなく、より良い人生を送るために。

著書3冊お店の本棚におかせていただきます。ぜひご覧になってみてください。

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