猛暑猛暑と言われている東京ですが、当方、普段キッチンの中でカマドと隣り合わせ。いつの間にか温度測定を司る神経が焼ききれてしまっているのでしょうか、
意外に爽やかな気持ちで休日、東京の写真展を巡ったりしています。
そんな中一番余韻が残った展示が荻窪の書店、titleさんで行なわれている齋藤陽道さんの展示。
僕は作家さんの写真が大好きで、写真集は持っているのですが展示の訪問は実は初めてです。
耳が聞こえない作家さんの撮る写真、綴る物語は僕にとって初めての静寂の中から響き。
想像することしかできなかったことが、写真や文章を経て、視覚や情報そして共感。
自分の母親が長年勤めている障害を抱える人の支援センター。正直、僕がこれまで訪問してみたことは一度もなかったのだけれども。
もしかしたら、これまで出会わなかったような感性の方と出会えるのかもしれません。
全ての人には子の幸せを願う親がいる。その人が今を生きているだけで幸せ。
当たり前のことが一番美しいのかもと思ったりしました。

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