ボンダンス。ご近所、鶴見にありながら全国区に名を轟かす総持寺さんの盆踊りを皆さんはご存知でいらっしゃいますでしょうか。
曹洞宗大本山、永平寺に並ぶ日本有数の禅寺でありながら、禅問答仕込みで養ったのか切れ味鋭い雲水のMCで沸くダンスホール。
そしてキラーチューン、臨済宗が全国に誇る天才児、一休さんのテーマで踊り狂うフロア。
実は去年こっそり一人で訪れたのですが京急鶴見とJRを間違えたのか、迷い倒して到着と同時に終焉を迎えた苦い夏の思い出がございます。
いわばリベンジとも言える夏の夜。風の無い蒸しまくる熱帯夜、とんでもない人の数でごった返す境内をリットル単位で汗をかきながら奥へ奥へ進むのです。
今回は嬉しいことに着物美人のみなさんに混ぜてもらっての訪問です!
よ、幸せもん!
序盤から汗をかきすぎて瀕死。そして愚かな私は使わない三脚や傘、挙句何を間違ったかmacbookや写真集などをリュックに入れての参加。重力が残酷に感じます。
軽やかに浮かれる修行僧を尻目に
発光する少女
途中おもむろに花火タイム。
混み合いまくる中、スペースを作っての打ち上げ、そして謎のダンススクールの皆さんのショウタイムは正直必要なのかよくわかりませんでしたが、これも修行の一環なのか。
それでも今年初花火。規模はもちろん大きくはないですが、DNAに沁みるといいますか。ターマヤー!
後半はゴリゴリのイッキュウ推し!オバQ音頭やひょっこりひょうたん島もいい感じですが、個人的には炭坑節などオールドスクールの古典系をもっとしっぽり楽しみたいと思いました。
しかし形あるもの至上主義になりがちなこのご時世に愛される禅寺という存在が嬉しいじゃありませんか。
人一倍濃厚な煩悩を所持する私。禅というメソッドというか人生に対する考え方をこの先学び、さらに豊かな間に日を過ごせるようになりたいなと思うのでありました。
- 世界のぬくもりを集めて
- 風の鈴、火の塔