名称未設定-054長々と引っ張ってっしまったiPad南国移住計画もようやく沖縄まで戻ってまいりました。ハイサイ。
島に流れる空気や光、太陽や月。
同じ日本、似てはいるけどやはり僕が今住んでいる横浜のそれとは根本的に異なり、遠くインドネシアまで続く熱帯の理が根付いている気がしました。
当たり前ですが光が濃いと影もまた深くなり、全てを薙ぎ倒す台風、そして花の香りに溶ける饐えた臭いを生み出します。
そうしたおおらかでダイナミックな森羅万象の全てが無味無臭の抗菌され漂白された世界よりも、僕には馴染み、心地よく、そしてまた航空券を買ってしまい、未だ見ぬユートピアを妄想し旅に出ます。
名称未設定-129やんばるに向かう国道58号線。車窓から偶然お見かけして、これは素通りできんとUターンした名護市役所。
住み込みのシーサーは実に56匹。死角なし!
名称未設定-361本州目線で見るとユニークな沖縄のお墓。こちらは破風墓でしょうか。
他にも有名なところだと亀甲墓なども。
風葬が基本だった琉球の葬儀は先日訪れたタナトラジャの墓地に繋がりを感じ、また墓地や死を穢れとする神道が根付く我々とは少し違うご先祖様との付き合い方は、マニラで見た大陸の影響色濃い墓地、清明節の影響も感じました。
多分、地球規模でご先祖様や御墓参りなんてものがどんどん疎遠になっていくであろう世界は、ある意味で生きるということが淡く薄いものになる危険性を孕んでいるのかもしれません。
名称未設定-462そんな時代だからこそ、世代を紡いでいくことについて先人に色々と話を聞かせてもらいたいと思うのです。
死を知り、生を知る、旅に出たいです。
名称未設定-498海と空に境はないってのはいいですね。
南へ、南へ。
名称未設定-485さらに南へ、南へ。
名称未設定-715御嶽の水。
名称未設定-591潮の満ち引き、月の満ち欠け。
名称未設定-7438月には八重山を訪れようと思います。
ニライカナイとはどんなところなのか。海の向こうはどんなところなのか。
まだもうしばらく南への旅は続きそうです。

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