最初にトイレが壊れました。タンクを開けてプカプカ浮いているゴムボール的なサムシングを沈めたり持ち上げたりするもどうにもならず、結局業者にお願いすることになりました。
一つ言えることは24時間駆けつけますとかあんまり無理しているようなところはやめてウェブサイトとか地味でも長く続けているところにお願いしたほうがいいですね。片や5万円、最終的にお願いしたところは1万5千円でした。
そしてずっと壊れていた製氷機を買い換えました。こちらはヤフオク。そしておそらくスタッフすら気がついていないと思いますがレジ。こちらもオク。さらに勢いに乗って畳も全てではないですが張り替えました。
てな具合で徐々にではありますが細々リニューアル。
思えば今年で12年目になります。干支も大回転です。
逆に壊れていない備品全てに賞状を送りたいです。携帯なんかが2、3年でポンコツ扱いされる今日この頃。本当にありがたい話です。そしてこうして静かに脱皮しているうちにぼんやりですが次の展望、野望も見えてきたとかいないとか。
いつの間にか主婦からケーキ職人と化した母。畳も店長以上に交換に執念を燃やしてくれました。ありがたや。
そして嬉しいことに仲良くしてもらってるお客さんやアミーゴから様々な本を寄贈、あるいはお貸ししてもらいました!
それぞれ自分自身の作品だったり、編集に携わっていたり、超お気に入りだったりそれぞれ色々。
猫から旅から妖怪まで。興味深い本だらけです。
ありがたく書庫に置かせていただきます!
頂きものといえば、ミャンマー帰りのアミーゴ、浅井夫婦からイブリガッコ似の謎の果実?を三つほどいただきました。
割ると綿のようなものがふわっと現れます。名前を聞くと失念したとのこと。怪しすぎます笑。
多めにいただいたので、興味あり、あるいはこの綿を利用して何かを作り上げたいという強者、いらっしゃったらスタッフまで。
最後に。代官山蔦屋さんにて仲良くさせてもらっている旅する写真家のお二人、山本高樹さんと三井昌志さんの出版記念のクロストークへ弾丸で遊びに行かせてもらいました!
インドをはじめ各地をバイクで走りながらその国の基となる人々のポートレートを取り続ける三井さんと、もはや地元の域に達したのではと思えるほどヒマラヤの麓、ラダックに通い続ける山本さん。
下記のリンク先のブログで山本さんも書いていますが、同じインドというフィールドにあって対照的と言っていいほど旅の、取材のスタイルの異なるお二人のコントラストがすごく興味深い夜でした。通い続けることでしか見えてこないこともあるだろうし、果てからまた果てへ、未だ見ぬ街へ旅を続けることでしか見えないこともあると思います。一つ言えることはスタイルの確立。僕はまだそのどちらとも言えぬところで宙ぶらりんです。
それにしても、タイトルが気になります。それでも僕が旅に出る理由。
多分僕以外にも多くの人が好きな時に好きな場所に行って羨ましい。なのにそれでも??と思うのではないでしょうか。
僕も好きな時に好きなカレーを好きなだけ作って、お客さんとアホな話ししながら提供する仕事をしています。羨ましいなんて感じてくださる方いらっしゃいますでしょうか。いないですかね笑。
しかし、労働時間とかどす黒いですし、有給なんて1分もないです。
お二人のそれでもが具体的に何を意味しているのか、僕には本当のところはわかっていないかもしれません。
それでも、なお旅や写真に一生を費やす価値があると信じて、また荷物をまとめてチケットを買いに行く姿に、どこか自身の信念や想いのようなものを重ね合わせて、胸が高鳴るのであります。
それが旅であってもカフェであっても。一筋縄でいかないことなんて当たり前なのかもしれません。それでもなお成し遂げたいことがあったり、続けていきたいことがあるということは、それ自体が誰かの勇気を鼓舞するものだと信じて僕も有限である毎日を一生懸命生きていこうと思います。
とりあえず今宵も玉ねぎ刻みます!
http://ymtk.jp/ladakh/