comicket01報道写真展、スピチチュアルワールド、佐藤時啓、そしてフィオナ・タンと最近ものすごい頻度で足を運んでいる写真美術館。
さすがにお腹いっぱいですわいと思っていたのですが、清里フォトアートミュージアム開館20周年記念の展示、原点を、永遠にがめっぽう評判がよかったのでふわっと恵比寿へ。
世界中の若手写真家さんの作品が一堂に会した企画展なのですが、
展示数実に500!そして驚きの無料!!こんなご時世に慈悲深い話じゃないですか。。
コンセプトや被写体はもちろんばらばらなのですが、何かを表現したくてたまらないという共通の想いがぐつぐつと渦巻いていて、思わず自分もじわっと汗ばんでしまいました。
とりあえずシャッターを切るだけで世界中のほとんどの事柄を切り取ってしまえる力を秘めたカメラ。間口がとことん広いだけに表現の奥行きも底が知れず、です。

comicket02その後清澄白河の現代美術館に向かうのですが、ふと恵比寿からお台場が意外と近いと知りました。
月に一度の日曜日休み、そして季節は真夏ど真ん中。
以前よりスタッフの皆さんより噂を聞いて気になっていた現代日本を代表する奇祭、コミケに寄ってみようと思うのでした。

comicket03話には聞いていたのですが想像以上の人、人、人!
男性7に女性が3といったブレンドでしょうか。9:1位の油ののった配合を想像していたのですが今や一般層はもちろん海外にも広く名を馳せているジャパンアニメーション。
それにしても鮮やかで艶やかな衣装の数々!ベトナム北部の山岳地帯、あるいはグァテマラ、アティトラン湖周りの市を彷彿とする色彩です。
何のキャラかは生憎ほとんどわかりませんでしたが楽しそうに槍とか振り回しているお姉さんを見るとなんだか自分も楽しくなってきました。

comicket04ジョジョリオン発見!
定助&康穂!!オミゴト&ウェットじゃないですかぁぁあぁぁーー!
隣には承太郎さんとメローネが。ディ・モールトです。
マニアックですみません。
結局凄い行列に並ぶのがイヤになってしまいビッグサイトの周りを散歩するにとどめ、次の目的地現代美術館へと向かうのでした。

comicket06清澄白河では偶然お祭りにばったり。神輿が絵になる、トウキョーダウンタウン。

comicket07ソンクラ―顔負けのスプラッシュ!しぶき、しぶかれ、その狭間にかかる虹。
人々の熱気とアスファルトの照り返しにより水蒸気が発生、積乱雲がにょきにょきとそびえたちそうな夏の妄想湿度全開。

comicket08さて宇宙展。
うさぎスマッシュ、クリスタライズ。正直な話、不完全燃焼な気持ちを抱えてしまい楽しみきれないこともあった現代美術館の企画展。
今回ははたして。。と若干緊張しつつの宇宙入りだったのですが、しょっぱなからメガスター。
アンビエントな音楽と加速する天球。あまりの快眠指数。しょっぱなでしたが脳みそは95%活動を停止。
ほとんど起きていないような状況。無限宇宙を漂う一粒の意識の様な存在と化し、ふわりふわりと館内の宇宙空間を巡るのでした。

comicket09宇宙×芸術、コスモロジーを越えてというタイトルからもわかるように作品のほとんどの意味は分かりません。小さなぼくちゃんも大きな店長も作品を見た感想は等しくイコール、なんか凄ぇぞと。
teamlabさんの冷たい生命。

comicket10憑依する滝、人工衛星の重力

comicket11しかし久しぶりに知りたいという欲求がむくむくと。膨張する宇宙の中何故星が生まれたか、揺らぎとは。。。みたいな映像作品に夢中になりすぎてあっという間に閉館時間。

2014年、世界の中に秘境や冒険と言った概念が無くなってきたと感じる今日この頃。数十年前にはテレビや本の中でしか触れることができなかった場所、例えばヒマラヤやアマゾンにだって比較的容易に辿り着くことができてしまいます。
では宇宙はどうなのでしょうか。何十億光年離れたと聞いても、というかそんな距離や時間が本当に存在するのかすら理解ができません。人類が滅びる前に創造力を駆使して辿り着くことができる存在なのでしょうか。僕には想像する事すらできません。スケールがデカすぎて昔の人が死後や神を思うような気持ちになってしましまった、真夏の夕暮れ。
怒涛のトーキョー巡りでありました。

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