浅井寛司写真展『BALANCED』

On 2017年2月6日 by pointweather

2月の14日(火)から浅井寛司さんの写真展『BALANCED』を開催します。
昨年ミャンマーの写真展を開催してくれた浅井さんのルーツとも言える今は使われなくなった建造物の物語。
退廃感や無常感のさらに先にある、大地としての営みと調和しつつある風景。
動きを止めたはずの時間がまた少しづつ循環しだす、まるで大きなうねりのような時の流れに僕は魅せられてしまいました。

展示は3月の5日までを予定しています。
以下プロフィールとステイトメント
​『BALANCED』

人は、太古より自然と調和することで恵みを受け繁栄してきた。しかし、人が得た新たな文明は自然界には存在しなかったコンクリートや鉄骨といった強固な構造体を造り出し、調和という均衡に逆らいながら地を灰色に固め尽くしてきた。

だが、ひとたび人が去ればそれは機能を失い、時間と共に朽ち果てる。柔靱に萌える新芽は強固なアスファルトをつき壊し、獣が運んだ種が芽吹き、無骨な構造体はやがて緑に覆われる。人が崩した調和を、人が去ることでまるで逆再生かのごとく自然がそれを飲み込むのである。

人が作り上げた無機質な構造体は、動植物の静かな浸食によって人の寄せ付けぬ森へと帰すだろう。文明が作り出したモノの退廃と自然が盛り返すその狭間に、意図せぬ美の調和が存在する。

浅井寛司

1984年三重県鈴鹿市生まれ。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業後、エンターテインメント企業にてビジュアルアーティストとしてデザイン業務を担当。会社業務の傍ら独学で写真を始め、世界各地にて取材撮影を重ねる。国内外問わず魅力ある風景や人々の営み、文化に焦点を当てその地に息づく物語を写し撮る。2014年ニコンサロンJuna21入選。2015年第24回 林忠彦賞 最終選考ノミネート。

主な活動歴

2011年 クロスロードギャラリー 写真展「夢の痕に見た鉱景 ~鉄の巨人と白妙の庭~」
2014年 ニコンサロンJuna21 入選 写真展「標高4000Mの祈り」
2014年 JPS展 入選 「万物斉同」
2015年 第24回 林忠彦賞 最終選考ノミネート
2016年 ポイントウェザー 写真展「ビルマの微熱」
2016年 キヤノンギャラリー写真展「生きる、信仰 -Prayers of Tibet-」

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