1月24日より野澤一史さんの写真展、PAGKABATA、昔はみんなこどもだったを開催します!
野澤さんは以前にもグループ展coincidenceでもお世話になった、フィリピンに活動の拠点を置く、ものすごい素敵な作家さんなのです。
常に子供の目線を維持したまま野澤さんはマニラ、それもスラムと呼ばれる地域を駆け巡ります。
貧困や不衛生に対する安易な同情ではなく、その土地に確かに芽吹き、花を咲かせる小さな命をあるがままに写し撮った作品の数々。同時にその廃棄物にまみれた大地のさらに下、深く強く根付く根っこのような、そこで暮らす人々が持つタフな誇らしさもまた野澤さんの作品が持つ大きな特徴のように感じます。

展示は来週火曜日24日から2月の12日までを予定しています。
途中申し訳ございませんが2月の上旬に少しだけお休みをいただくと思います。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いします。

以下プロフィールです
野澤一史 KAZUFUMI NOZAWA
1965年愛知県出身

小学生の時にスーパーカーブームが到来し、学校から帰るとカメラを持ってスーパーカーを追いかけていたのが、カメラとの出会いでした。
その後は、深くのめり込むことなく、自分の車や家族の写真を撮っていましたが、2004年にフィリピンで働くこととなり、しばらく写真からは遠ざかっていたものの、FACEBOOKを始めたことをきっかけに、再び写真を撮るようになりました。

フィリピンという国は、一言で表すならば、混沌(CHAOS)です。
高層ビルが立ち並ぶオフィス街のすぐ近くに路上生活者がいたり、死者の魂が眠る墓地で暮らす人々がいたり… 貧富、生死、善悪、すべてが混沌と共存しています。
そんなフィリピンの魅力は、自分が生まれた昭和40年代の日本のような、懐かしい光景が見られることです。
子供達は泥んこになって外を走り回り、あちこち傷だらけ。兄弟のお下がりの色褪せた服を着て、タブレットやスマートホン、携帯ゲームなんかなかったけど、いつもお腹を空かせてたけど、でも毎日がとてもキラキラと輝いていたあの頃。
そんな懐かしい少年時代を思い起こさせてくれるのです。
貧しいけれど一生懸命生きている彼らの笑顔が見たくて、休みの日には漁村、墓地、スラム地域にせっせと通い、子供達と遊んだり、地域の人たちとお酒を飲んだりして交流を図りながら撮りためた写真を、今回は展示させていただきました。
私の愛するフィリピンを是非ご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください