左手の青、右手の緑 ガジュマルのある風景02、西表島

On 2016年11月17日 by pointweather

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6847先日台南のガジュマルの写真を紹介させてもらいましたが、この夏の僕のガジュマルショックはもう一つありまして。
それは日本にありながら最果ての一つ、西表。
おそらくには日本にありながら最も密な緑が広がっているのではないかと思われる圧倒的な野生が溢れる島なのです。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6865訪れたことのある方ならご存知かと思いますが西表には上原、大原と二つの港があって、はて、どっちに行ったらいいやら。まずそこで悩みます。
そして着いてからもバスに乗るみたいな感じではなく、かといってもちろん歩ける大きさでもない。

前回訪れた時はカヤックの旅でした。ほぼ水面に視点がある移動、どこか自分が小々波になったような不思議な感覚でした。
あれから10年、今の僕は原チャリでの旅を選択しました。
割と海外では活用するレンタル原チャ。国内では初めてかもしれません。
交通量ほぼゼロ。青空。心地よい風。最高じゃないですか。
ベルトコンベアに乗ったような、右から左に流れていくだけの便利すぎる旅ではなく、自分で行き先の場所を調べて、自分で運転して、そんな程よく放り出されるその感覚が久しぶりで。
なんだかすごく嬉しく思えました。
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港から20分ほどドライブでしょうか。浦内川のほとりからは歩いて進みます。
役目を終え、密林の海に沈み消えかかっているという炭鉱跡を目指して濃厚な緑の中に歩き始めます。
並行して流れる川を覗き込むと、早速現れたムツゴロウ的な魚が。
気になってなかなか前に進めません。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6750気がつくと謎の小人に囲まれていました。。
ヒルギの森の日常は僕にとって非日常です。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6763濁っているのに美しい。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6737マングローブ人の肖像
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-67803、40分ジャングルの中を進むと見えてきました。
圧倒的なガジュマルに包まれ、同化した宇多良炭坑。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6806よく見ないとその樹木の向こう側にレンガがあることを見逃してしまいそうです。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6820台南の安平樹屋とは違い、こちらはジャングルど真ん中。お手入れが一切されていない野性味あふれるガジュ。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6832人がいなくなると大都会の摩天楼も割り早い年月で緑の中に消えていくという話を聞いたことがあります。
自然による破壊なのか浄化なのか。密林の中で一人もやもやと考え込んでしまいました。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6846帰路にはヤドカリくん。

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6872西表と言ったらこれでしょうという、まぁベタな展開なのかもですが、水牛で有名な由布島を目指します。炭鉱からざっくり島を3分の1周でしょうか。
左手に青、右手に緑。
空もまた青く、アスファルトの黒い道は今日の日のために作られたかのように誰もいない一本道。
途中ちょっと海に入ったりしながらのんびり進みます。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6908しばらく進むと干潟で何かを探しているような人に会いました。広いっていいなぁ。%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6933やがて速度と距離と時間、すべての感覚が麻痺してくる頃に水牛は現れました。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6938当たり前だけど牛が歩けるってことは車も通れるのね。
わかっていてもちょっとびっくりしました。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6956ハイビスカスビューティー。
僕は牡牛座なのですが、何もかも一旦離れて、彼女と一緒にこの果ての島で波の音を聞きながら暮らすのもまた悪くない人生です。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-6967青の中に唄と共に消えていく情景は想像以上に幻想的でした。
静かな余韻を胸に、視界に映る緑青を左右逆転させ、またバイクを走らせるのでありました。

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