%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8024少し間が空いてしまいましたが台湾北部にある道教ワンダー、金剛宮の訪問。今回はついに最深部へアタックしてみようと思います。

何が来ても驚かないつもりではありましたが、いきなり序盤にガツンと出会うインパクト。この宮殿を一躍有名にした仕掛け人、甲子太歳金辨大将軍。
麻豆代天府に続きこちらでもお会いしました!%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8047前回お会いした時よりも伸びたリーチ。どこかエビを思わせるそのアームからの視線。一度目が合うともうダメです。。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8052ものすごい邪悪に見える木造の大黒様のような方にもお会いしました。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8066個人的に大興奮したのが本当に千本手がある千手観音様。その掌かはまた視線!
太陽から吹き上げるコロナを、あるいは椎茸の裏側を連想させるありがたさ。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8068そしてその千手の前にいらっしゃるミニ千手もまた多手!
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8058この観音さまの両脇を固める奇抜なヘアーズ。
彼がまだ童子だった頃に吉祥みたいな旗持ってはしゃいでるモチーフよく見る気がしますがここまで成長してしまった姿は初めてです。あるいは別の何者かなのか。。
隙がありそうで全くない、そんな奇妙な構えで出迎えてくれました。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8091こちらは模型の船の上。海上の武装集団。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8099航海の神といえば媽祖。
もともと宋の時代の神通力を持っていたとされる少女がいつしか神に昇華したとのことです。関羽、あるいは孔子といった人間が神になる感覚は我々にとってはあまり馴染みのないものです。西洋の聖人ともまた少し違う、道教、儒教といった中国独自の感覚が興味深いです。

と、今気がついたのですがこの写真の神様ヒゲモジャなのですがひょっとして別の方??
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8122こちらはまた別のスーパーモジャ。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8121それにしても個性派ぞろいで飽きさせません。それぞれのエピソードを妄想し思わず不謹慎な顔になってしまいます。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8128こちらはハゲたおっさんをしゃぶる仙人。しかもおっさん嬉しそう。わけがわかりません。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8170長い通路を抜けいよいよ奥の院。ここからは塔になっています。
エントランスには涅槃仏。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8131悟りし者のドスの効いた視線がたまりません。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8136塔の一階に陣取る四つ目の異形の神々。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8139三つ目はインドなどでよく見かけるのですが。。偶数の収まりの悪さか、なんともざわざわした気持ちになります。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8155上の階は唐突にリアル五百羅漢の渦。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8157入り組んだ通路にこれでもかと羅漢を配置。羅漢酔いしかねない密な漢時間です。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8160気がついたら石化、501人目、カレー羅漢として封じられるのではないか。最初こそそんな恐怖心に早歩きでしたがよくよく見ると一人一人に個性がありなかなかよくできています。そしてだんだん偉人ぞろいの阿羅漢に囲まれていることに気持ちよくなってきてしまいました。。ヤバいです。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8143外の空気を吸わなければと窓の外を見ると海からの実に心地よい風が舞い込んでいます。こんな天気のいい日の海辺で俺は何をしているのだろうか。。。
それにしても宮殿の屋根がまた何とも言えないいい味出していますね。
ここが屋上、長くなったタオの道の終点です。
そろそろ帰るとしますか。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8179改めて見るとエントランスも相当ファンキー。
%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-8194淡水からここまで結構な時間をかけてバスでやってきたのですが、ここから次の目的地、基隆まではさらにおびただしい数のバス停に停まりながらの道中でした。
しかし終わってみれば夢だったのではないかというほど奇妙で濃厚な空間からの開放感。しばし心地よい放心状態と最高の潮風に揺られてほてりを冷ますのでありました。

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