名称未設定-2294スラウェシ島中部、タナトラジャの住宅情報について少し綴らせていただきます。
名称未設定-1719トラジャの地を訪れた旅人が避けては通ることができない、それがツノ生えるマイホーム、トンコナンハウス。
船、あるいは水牛の角を思わせる大きくせり出した屋根、そして基本、皆同じ北向きにずらっと並ぶ姿は我々の知る家という概念を大きく揺るがすに値するインパクト。
名称未設定-2857そして一軒一軒こんな水牛ヘッドのオブジェが付いておりまして。cooool!!
名称未設定-2858こちらはホワイト。ランクづけによると黒より上位に位置するとか。その上にはマダラが君臨しているようです。名称未設定-2575中には年季が入って屋上緑化のいい感じの物件も。
名称未設定-2465ウェルカムトゥザジャングル。
ここまでいくとさすがに人が住んでいることは少なく、アランと呼ばれる穀物庫として使われているようです。
名称未設定-1921他にも様々な場所でモチーフとして使われていることも多いようです。
国教がイスラムのインドネシアにおいてトラジャの人々はプロテスタントを信仰している方が多いようです。
それでもアルクトドロ教という民間信仰は今でも人々の中に根付いているようで、その混じり合った宗教観が世界的に見ても特異点と呼ばれるような個性に繋がっているように思えました。
名称未設定-1939こちらは町の銀行。アレンジは自由自在ですね。
廃れていってそう遠くない未来に消えていく文化かと思っていましたが、今でも富や権力を示す象徴になっているようで事業で成功した人や、昔ながらの貴族階級の人はのっしのっしと新築を続けてらっしゃるそうです。
名称未設定-1911こちらはお墓ですね。
全て北向きという点が実に興味深く、彼らの先祖が雲南省やベトナム方から来た民族ゆえに故郷の方角を示している、あるいは南半球に位置するため太陽の方角を示しているのか。
ガイドさんに言わせると北は生の方角、南は死。当然だよとのことでした。
名称未設定-1695中はこんな感じです。
家族、そしてご先祖様の写真がずらりと並んでいて少し驚きました。
両脇、つまり南北のツノの先端方面に向かってそれぞれ寝室が二つ、と言った間取りになっていました。名称未設定-1697室内は薄暗い印象でしたが扉や窓に木彫りが施されていて雰囲気出しています。
名称未設定-1712お土産やさんも兼ねていた物件だったので、タウタウという名前のかなりおっかない木彫りの人形が暗がりの中に並んでしました。売り子のおばちゃんと多重露光。
泣く子もいるのではないかと心配するくらい呪術的な空気に満ちています。
名称未設定-1716外に出ると癒しのわんこが一匹。
名称未設定-2329バイクで走っていて偶然通りかかったファクトリーの様子も少しだけ。
名称未設定-2331得るヘッド並ぶ姿を目にした瞬間にドライバーさんに今すぐ停めてくれー!!と大声で叫んで乗り込んだのでありました。
ねぇあんた少し変だよ・・と瞳で訴えかけるドライバーさんの視線もなんのその。ホクホク顔で握手を求めるほどツボな店内でした。
名称未設定-2590こちらは劇画のモチーフとしてのブル。鼻の穴がなんともチャーミングじゃないですか。
名称未設定-2831この水牛頭の下にお葬式の際屠った水中のツノを並べていくようです。
不思議と残酷だなとか悪趣味と言った印象はなく、感謝の意を記憶していく風習に敬意を感じました。
名称未設定-1650支柱の間から。
場所によっては木材ではなくコンクリートを使う物件も増えてきているのかもしれません。本質は変わらなくても細部はやはり時代の流れと無関係ではいられないのかもしれません。
名称未設定-1671水牛は供物として捧げた数に応じて死者の魂が迷うことなく次のステージに行けるように付き従ってくれると信じられているらしいです。
大きな金額を費やして何頭も購入し、儀式が終わってもその姿を家の正面に置く遺族の思いは想像以上に大きいのだと知りました。
それにしても太陽と方角、船舶と水牛。これだけ死生観に直結した家づくりは本当に凄い。名称未設定-1950夜はまた別な顔。
初夏から夏にまとめてお葬式を行うタナトラジャ。
式を行うまでは肉体も、そして一時的に離れた魂的なものも集落の中に留まるとされているそうです。。
名称未設定-2300少し暗めな写真が続いたので最後は笑顔になったかわいこちゃんで。

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