ふと昔のアルバム、あるいはハードディスクの画像整理しようなんて思うと、こりゃまた懐かしい!と一瞬にして追憶の迷宮に迷い込んでしまうことあると思います。
facebookやインスタの肥やしになってそのままの写真。あるいは紹介しなければなんて思いながらもどんどん過ぎ去っていく時間に流されてしまった思い出。どうしようもなさすぎて、放置する以外の選択肢が思い浮かばないあの日、なんてのもあります。
そんな思い出を2,3個詰め合わせてお届けさせてもらいます。。
一発目は東京都現代美術館で行われていたオスカーニーマイヤー展。ブラジルの世界遺産を作った男。
15年前に訪れて鮮烈な思い出となったブラジリア訪問。個人的にはサンパウロやリオデジャネイロよりも印象深かったです。
建築から都市計画まで本当に幅広い分野でその才能と手腕を遺憾なく発揮した巨匠の回顧展。
と、その前に清澄白河の駅から現代美術館に続く、昔ながらのお蕎麦やさんやお洒落な古書店などがモザイクのように軒を連ねている大好きな深川の商店街。
昔ながらのお祭りやイベントを色々行っているようでいつ訪れても心弾むのですが、この日は案山子コンクール。
あまりものを知らない僕でも顔なじみのキャラクターから?が頭に浮かぶ個性派まで。
おそらくはジバニャン。一周してビザールな怪しい魅力を放っています。
さて展示の方は監修がsanaaさんということもあって、なんともスタイリッシュ。建築の知識が空っぽの僕でも楽しくふむふむなんて言いながら見て回ることができました。
こちらはブラジリアのカテドラル。外見もかっこいいのですが中入ると天使像が天井からワイヤーでぶら下がっていてとんでもなくかっこいいんです。
こちらは2001年に訪れた時の写真。もう一回行きたい。。
イメージ映像ではこちらの物件、UFOと変化してブラジルの青いを浮遊していました。。
また印象的だったのが、マニアックとも思えるほど曲線を愛するのは女体へのオマージュというか愛なんだそうでして。その辺もブラジルで納得。
展示の目玉でもある30分に1、イビラプエラ公園の模型、実は昨年訪れたインドはジョードプルで出会った建築を学ぶ学生さんが製作に携わっていたとのこと。関係な自分ですがなぜか誇らしい気分になりました!
ひたすら和む。まことに良き風景。
特に進撃するわけでもなく、ひたすら巨人気分。箱庭のような空間の中を、実際のピクニックのように皆さんがそれぞれの時間を謳歌していたのが印象的な良き展示でありました。
もう一つは21_21design sightで行われていたフランクゲーリー展です。
ビルバオのグッゲンハイムなど写真で見たことは何度もあるのですが実際に訪れたことはありません。いつの日かへの予習を含めて訪れました。
ビルガモのようなふざけたオブジェこしらえておりますが、ルイヴィトンやfacebookの本社もこしらえている超大物建築家、しかも現役です。
ただ展示の方は、結構アカデミック。シドニーやニューヨークにあるくにゃっくにゃの建物をビジュアルで楽しむ、と言うよりは独自のソフトウェアの開発に伴う管理システム、コストの削減などなど。来ている方もメモとってらっしゃる方、多くいたのも印象的でした。
自由すぎると言っても過言ではないビジュアルに目が行きがちだったので正直意外、あるいはだからこそ、なのかもしれませんが。
それでも壁に投影されるど迫力の映像や、いかにしてアイディアを生み出すかといった、展示はさすがさすが。
生まれ変わったら建築に携わる勉強や仕事をしてみたい。いや勉強は現世でもできますできます。
生きる場所、家について真剣に考える展示の思い出を今宵発掘してみました。
- プシュカル02 夜を揺らすヴェーダの光
- 本日売り切れの為、夕方お休みさせていただきます