桜が咲いて、そして散りました。
思えば今年は太陽の下で桜を見た記憶がありません。夜桜しか愛せないマニアってわけではなく、営業後少し寄り道してとかそんな理由がありまして。
それにても、夜な夜な2時とか3時とかそういう時間にカメラ持って公園や川原をうろつく姿はあまり褒められたものではありません。
しかしそれでも夜や雨の中で花を、植物を見るのは興味深いという本音もチラリ。
言葉もないのに、なぜ一斉に咲くのか、いつから咲いているのか、本当に咲きたいのか、そもそも植物に魂はあるのか。
成長し増えていくただの物質なのか、あるいは物言わぬ不動の生物なのか。実は大きな目標があるのか。本当は全てお見通しなのか。
そんなことを考えていると春一番みたいな風が吹いて枝がざわざわしたりして、もうおっかなくなっちゃうんでピューっと帰りますけどね。
桜散ると、お店もエアコンやストーブもつけずに過ごせる一番いい季節がやってきます。カレー日和ってやつです。
四季があるから美しいと人は言うけれど、僕は4,5月の繰り返しだけで実はいいかなってこっそり思っています。非国民でしょうか。
あ、夏も好きかも。