jaipur02アムリトサルからチャンド・バオリ階段井戸、夜行バスから天井バスを経て1999年からおよそ15年ぶりのラジャスタン。マハーラジャと砂漠の国。
荒野と砂塵の中にあって潤いと妖艶さが際立つ蜃気楼の様な世界に再びやってきました。
jaipur03土産物屋も気持ちエスニック、ヒッピー色が強くなったように感じるのは気のせいでしょうか。この場末た感じ、けっこう好きです。
jaipur04ロマ、いわゆるジプシーの起源とも言われているラジャスタン。遥か遠くイベリア半島まで長い旅路を世代を超えて移動する人々。自由と孤独を知る人々から僕は聞きたい話がたくさんあります。
jaipur01路上にて、槌振る人と出会う。
jaipur07ふと思い出してジャンタルマンタルというムガル帝国時代の天文台跡を訪れました。そういえばこの旅で入場料がかかるような場所に入るのは本当に久しぶり。
jaipur05黄道十二宮、それぞれの観測所が設けられているのでしょうか。
ちなみに僕は牡牛座。聖闘士星矢世代的にはアルデバラン。グレートホーンですね。
jaipur08現代アートの様な不思議なビジュアルで天を測ります。
jaipur06黒い日時計
jaipur10推定35度に挟まれるお姉さん。
機能性だけでなくそこに少し過剰な装飾美を加えるセンスはどこかシタールなどのインド古典音楽や寺院やモスクの建築にも通じるような気がして興味深いです。
jaipur13jpg扉は付けてもいいと思う。
jaipur14jpg前回訪れた時も、そして今回も営業時間外に訪れてしまった風の宮殿。
ご縁とはそういうものなのかも。
三度目の旅で、また会いましょう。
jaipur15jpg前回訪れた時は自称ヨガマスターみたいなお兄ちゃんの口車に乗ってなぜか家?まで遊びに行ってしまい、いつのまにバッグを切られ、だけれどもなぜか盗られた物が大量に持っていた地球の歩き方のコピーだった。そんな残念、でもないけれどやはり残念な想い出の残る街。
しかし時は流れ、古都ジャイプルも変わりました。
バスの中で仲良くなったお兄さん。皆いい人ばかり。
jaipur16こちらのバスの綺麗さ、そして秩序に私は驚きました。
tempus fugit
良い意味でも、そして少しさびしい意味でも、世界は均一化されてきていると感じます。
jaipur17と、思ったけどバスを降りて路地裏にい入るとノマドな美容師さんが。
時代ではなく個人で生きていこう。
そんな気持ちが胸の奥からこみあげてきて、うっかり僕もカットを頼みそうになりました。
jaipur18本当は一泊ジャイプルに泊まり、藩王の城やマーケットを見て回ろうかとも思ったのですが、少し旅にも疲れが出てきた頃だったのでしょうか。
華やかなラジャスタンの都を離れ、静かな巡礼地プシュカルまで一気に進んでしまおうと思い、この日何度目かのバスに飛び乗り西を目指します。

ここでも先ほどのこぎれいなバスに寂しさを覚えたなんて少しでも感じた事を後悔するようなザ・ボロバス登場。
マジかよ。。なんて思ったのですが、サスペンションがまるで機能していないバスの振動と、うたたねマシーンと化した僕の頭のゆらぎがシンクロ。意外と快適に夜空の下をことこと進みます。
jaipur19アジメールというイスラムの聖地で乗り換え。
夜を超え、真夜中に。
不安や疲労はもちろんいつだってあるのだけれども、それに期待が混じりこんで溶け合っていく。
目的地から目的地の間、雑踏や物音一つしない荒野で感じるこの気持ちが、僕はすごく大切なものだと思っています。
jaipur20くりっとした瞳がかわいい女の子。
小さな出会いに少しだけ勇気をもらったりしながら無事にプシュカルへ。
いよいよ旅も大詰めです。

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