maiso05バンガロールから日帰りで訪れた古都マイソール。
僕はお初でしたがヨガやお香、それに王宮などもあって小さな町ながらも旅行者にとっては割となじみ深い場所なのかもしれません。
翌朝にはフライトがあるため限られた時間の旅で、そしてなんだかインドに来て初めてお天気も崩れそうな曇り空。
特に前情報も持っていなく少し不安気に、どんなもんよと思って歩きはじめたのですが、バスなど乗り継がないでも歩いて回れる、ほどよいサイズの気持ちのいい大きさでした。
道行く人も気さくでご飯も美味しい。

この日が南インド最終日となるのですが、やはり居心地の良さはやはり南部が大きくリードしておるという噂は本当かもしれません。去り難しサウスインディア。

そして大都市バンガロール、観光地フォートコーチンではご無沙汰していた牛がなぜか大量に道を闊歩。牛歩による癒し効果。牡牛座ならではのカウ贔屓なのか、一気にマイソールの事が好きになりました。
sandalmaiサンダル屋のおっちゃん二人。アースグリーンのハイセンス屋台。
maiso02アシュタンガ発祥の地という事もあって長期滞在型と思われる欧米人の姿もちらほら。そんな彼らが瞑想の際に好むのかお香ファクトリーがいくつかこの街にはあるようです。正直興味もないのですが、いい年してまさかの客引きにつかまってしまい工房へ。
ナグチャンパやらアロマの液やらなんやらをハンドメイドとのこと。
買う?いや。そう‥。という会話のみで解放。。謎めいているぜマイソール。
maiso03入り組んだ旧市街を歩いていて面白かったのがヒンドゥー以外の人々とのやりとり。モスクや教会がすぐ隣のブロックにあったりして。
いさかいが起こるから地区ごとにわかれて住んでいるのかと思ったけどなんだかなごやかな印象。隔離して関わらないようにするよりも、次の世代へ、異なる価値観も受け入れられる器を育むことを意識しているとしたら、我々も見習う事は多い気がしました。
maiso04曇り空と十字。
maiso07市場にて雨宿り。少しビニールシートにしたたる水滴をぼんやり眺める売り場のお兄さんと僕。
そんなまったりした空気など意に介さずぶっほぶっほ言いながら野菜の切れ端を吸込む野牛一頭。
maiso20雨も上がったし、一応マイソールの目玉観光地へ。その名もずばりマイソールパレス。
マハラジャ様のお屋敷であるのですが、前述のお香屋に連れていかれたり入口間違えたりしている内にまさかの時間切れ。。入城かなわず!maiso22それでも正面ゲートからの迫力はなかなか。夕日をバックにその威容を拝ませて頂きます。
ちなみに日曜日の夜はド派手なライトアップをしてくれるようです。電球の数は実に5万個。ディズニー真っ青な光量。マハラジャ先生は桁が一つ違います。
maiso23シルエットもお美しい。西洋の建築家とインドの様式美が溶け合っております。またいつの日か、サンデーナイトにお会いしましょう。
maiso24雨上がりの光。

maiso25汚れを洗い流された空気と極限まで伸びていく影に見とれておりました。
maiso27沈み行く太陽と浮かび上がる牛顔

maiso26黄昏ビーフ。カルナータカ最後の陽。
翌日は思いつきで購入したチケットではるか北へ。パンジャーブ州のチャンディーガルへと向かいます。
busmen帰りのバスで切符もぎるおじさんと仲良くなりました。
たいていはどこから来たか?インドはどうだ?みたいな質疑応答があり、なんとなくんじゃまたみたいな感じなのですが彼は人一倍好奇心が旺盛で僕がバスの中で見ていた映画を一緒に見たり、バスと共に生きた半生を語ってくれたりとこちらもぐいぐい引き込まれ心を開いてしまいました。
仕事はどうしたと日本語で突っ込んでから持ってきたPCで友人イチオシの邦画、そこのみにて光輝くを御一緒に鑑賞。
まぁ正直なかなかわかり難いタイプの映画なのですが首をかしげながらも食い入るように見てくれます。もっと一緒に楽しみたいと思い、上映中でしたがダニー・トレホ主演のアホアクション、マチェーテに変更。
ローライダーのホッピング攻撃がツボだったみたいです。楽しんで頂けてなにより。
最後に10ルピー札に住所と電話番号を書いてくれ、困った事があったら俺を頼れと言ってくれる男気。明日には3000キロ離れた町へ旅立ってしまう自分が彼とこの先再開する可能性は限りなくゼロだと思うけれども。なんだかすごくいい気分で南インドの旅を〆ることができました。

ちなみにこの写真の殿方は関係ない警備に仕事の方です。

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