琵琶湖周遊 十一面観音が関ヶ原を切る!01 

On 2015年6月13日 by pointweather

siga01里帰り出産の関係上、月に二度ほど近畿を訪れています。
目的地は滋賀県の野洲という町なのですがどうしても京都経由になることが多く、おかげさまで華やかで雅なうたかたの都ライフにうつつを抜かしたり。
しかし私は目の前に悠々と広がる日本のソウルレイク、琵琶湖を何も知らないのではないか。
滋賀探究。急遽レンタカーを借りて東回りで北上。まずは湖北、高月を目指します。
pieriと、その前に隣町、守山。一部マニアの方は御存知でしょうか、ピエリ守山という生ける廃墟の伝説を。
リーマンショック、立地の悪さ、諸々の荒波にもまれ200店舗から始まったクルーズ客船をイメージしたこのショッピングモールは一時はなんと4店舗までに減少したとの事。
滅亡した文明を思わせる閑散さ、それでいて動き続けるエスカレーターや空調。どこか漂流教室を思わせる数奇な運命。
畏敬の念を込めて人々は生ける廃墟と呼んでいたようです。

そんな伝説が隣町に!敬虔な気持ちで文化遺産を訪問したのですが、時すでに遅し。去年の年末に改装、再オープンをして、いわゆる普通のショッピングモールとして営業してらっしゃいました。
もちろん働いてらっしゃる方にとっては死活問題だし茶化してはいけないとの気持ちはありますが。。古戦場に想いを馳せる様な儚さを感じることは、残念ながらできませんでした。
siga02 さて、左手に琵琶湖を、右手に近江八幡、彦根、長浜と魅力的な歴史ある古い町を眺め国道8号線を北へ北へ。
途中湖畔でいわゆるビーチのような場所がある事に驚きました。
海水浴はもちろんパラグライダーやウィンドサーフィン、中にはウォーターボールなる珍しどころも。いつか挑戦してみたいものです。
jinja名も知らぬ土地。田畑が辺り一面に広がり、その中心に島の様に鎮守の森と神社が。そして集落とその神社を結ぶ橋のような道が一本。
日が暮れてこの道の灯篭に灯がともる時を想像しただけでタイムスリップしそうになります。
siga05 普段なにげなく接してるちょっと気になるあの娘の浴衣姿。胸の奥に封印していたはずのときめきに気が付いてしまう夏祭りの夜。
そんなシチュエーションが世の中に起こりうるなら場所はこの土地なんじゃないだろうか。
わたあめを茶目っ気たっぷりにほおばる姿を妄想して無人の田んぼのあぜ道で一人呆けておるのでありました。
現実に戻りさらに北上。時計に例えると2時位に位置する小さな町、高月までやってきました。siga36実はこの辺り、いわゆる仏像マニアにとって憧れの土地なのです。京都、奈良にも引けを取らない聖地巡礼。
曰くありげな松のポジショニングに期待が高まります。
siga07特に十一面観音の充実具合は日本一なのではないでしょうか。
その中でも白眉と言われる向源寺さんの十一面!OH!国宝!!
siga08 残念ながら写真撮影は禁止でしたが。。いやー、圧巻でした。
かの白洲正子さんも魅了されたというその美貌。日本一の名は伊達ではありませんです。
都に蔓延していた天然痘に苦しむ人々に救いを差し伸べるために動き出すその躍動感。性を超えたお姿なのに恐れ多くも宿る色気。そして背後に宿る暴悪大笑面の毒。鳥肌が立ちました。
写真は境内の近くにあった御神木。
横浜にももっと大木を。
siga10 この地には他にもいくつもの魅力的な観音像があるのですが時間の関係で参拝できるお寺さんはせいぜいあと一つ。迷いに迷ってあえてここはあえて十一面ではなく正妙寺さんの千手観音をチョイス。
しかしただの千手ではなくなんと足も千足なのです。
siga14こちらも撮影不可なのですがいい感じの版画チックなお札のようなものを購入。足、おわかりになるでしょうか?とんでもないフットワークです。
お寺と言うよりは山の中の小さなお堂で訪れる前に管理人さんに電話して扉を開けてもらわないといけないシステムなのですが、世にも珍しい千手千足観音。いやーはるばる訪れた甲斐ありました。
蛇足ですが小さなお堂にぽつんと置いてあるラジカセから流れる仏様の説明アナウンスもなかなかに迫力あってよかったです。
siga35それにしてものんびりとした場所です。ヘルメットをかぶった子供達が自転車で下校、その横では畑で採れた野菜を背負ったおばあさんがほっかむりをほどきながらのんびり歩いています。
気分がよくなってきてカーブミラーで記念撮影。不審極まりないです。

全然滋賀と関係ないですが少し宣伝を。この時着ていたTシャツ、アミーゴ夫婦からお誕生日に頂いたロナウジーニョ!
友人自らも働くLUZ e SOMBRAの一品なのです。
フットサル発のかっちょいいデザインばかり。是非チェックしてみて下さい!
siga11高月からもう一か所。これまた少々マニアックな西野水道へ。
江戸時代に水害に悩まされた地元の方が琵琶湖に水を流すためにこしらえたという手彫りの洞窟なのです。siga34道中はこんな看板も。マジっすか。。
siga12 ほとんど前知識なく訪れたのですが無人の受付にヘルメット、長靴、そして懐中電灯の三点セットが置かれていました。
軽い気持ちで訪れましたが思いの外ハードコアな装備に行こか戻ろか心がゆらゆら揺れます。
siga16そして入口。こりゃ怖い。閉所恐怖症のソロ活動としてはいささかハードルが高すぎたか。。
意を決して侵入!
siga13 窟内は真っ暗。光量ゼロのブラックホールです。蝙蝠飛んでくるわ、予想以上に長いわで心折れます。
そしてようやく光が見えてきた時の解放感たるや!
siga15 ひとしきり琵琶湖を眺め帰りは大きなトンネルで。
これはこれでまたなんとも言えない不気味さが。。
それにしても手彫りで山をくり抜くという行為。今の我々からは想像もできない発想と偉業。敬服いたしました。
siga33駆け足で回ってまだ半分。湖西や竹生島、白髭神社などまだまだ訪れたい場所がたっぷりあります。ビバビワコ。
siga27しかし私には訪れなければいけない場所があるのです。義に生きた男達の生き様をその目に焼き付けるために東へ。いざ関ヶ原。
蔦絡む城壁に現るクセモノの姿が風雲急を告げています。

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