旅行記をうっかり執筆してみたいわいと妄想した事はないでしょうか。
正直、僕はあります‥。
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旅という大きな経験のインプットがあった時、おそらく多くの人はいかに世界は素晴らしかったかを人に伝えたくてうずうずしはじめるのではないでしょうか。
ある人は写真を撮り、ある人は絵を画き、詩やブログを綴るってのもありです。
しかしいくらネットやsnsが便利で時代のニーズと直結していても、やはりそのアウトプットの一つの究極の形は執筆、出版ではないでしょうか。リアルでほかほかな生本です。
共通の友人を介して仲良くなった長綱さん夫婦はそんなトラベラーズドリームをzineと言う手法でズバっと新境地を切り開いちゃいました。
zineとはいわゆるリトルプレス、手作りの出版物。
文章、写真はもちろん編集、デザイン、製本、納品まで全て自身でこなす出版の新しいスタイル。
考えてみれば航空券、ビザ、宿、両替、などなど全てを自身でこなすバックパック旅のスタイルとどこか通じるものがある気がします。
そんな以前よりファンだったtravel zineをpointweatherの本棚にふわっと置かせてもらいました。
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紙面から漂うのはその土地の路上の空気。
ライカD-LUX3と4で撮った写真は砂塵と日常の記憶そのもの。
胸が締め付けられます!
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例えばマダガスカル。
記されている内容と言えば、当時開催していたワールドカップの日本戦を如何に見るか、あるいは身の毛もよだつほどに過酷な移動と到着時のこっちまでほっとするような解放感などなど。
キツネザルやバオバブではなく非日常の中の日常。
しかし確かに。帰国後ふと思い返すのはそういった少し奇妙な日常の欠片だったりします。
そんな一風変わったお二人に少し質問をぶつけてみました。
いきなりQ&Aです!
何年間の旅でしたか?
2007.5~2011.2です。途中でオーストラリアでのワーホリで出稼ぎ?も含みます。
何カ国の旅の旅でしたか?またマイベストは?
62,3か国。zineにしている国や地域は皆大好きな国ばかりです。どこも最高すぎてベストは選べません‥。
行ってない国だとロシアとかも気になっています。
これは美味!という世界の料理を教えて下さい。
ブラジル、ベレンのカニのコシーニャ
キューバの伊勢海老
チリのピミエントソース・ステーキ
ペルー、ワンチャコのカニ料理
インドのバナナラッシー
そしてジンバブエのマゾエ‥!
インパクトのある旅のエピソードを。
アボリジニーにホステルが襲撃される事件
メキシコでCM出演
エチオピアでのボッタくりバー
ナミビアの荒野で車スタック
メルボルン首絞め強盗
そしてケニアで旦那さん現地人と間違われる‥!
zineの魅力とは
内容、形状など全てを自分の好きな形で発表できること。
商業的な事よりも自分の納得を重視できる。
これからzineを作ってみたい方に一言。
まずはとにかく手を動かして作ってみることが大事なのです。
とのことでした。
気になるエピソード満載すぎです。
マゾエって何ですか??日本人はケニア人に間違えられる事ってあるのでしょうか。逆はなかなか無いと思うのですが‥。
とにかくお茶でも飲みながら手に取ってもらえたら幸いです。
そして読んでみてこれは面白いと感じられたら是非ご自宅に!
travelzineシリーズは青山のciboneさん、代官山の蔦屋書店さん、都立大学のMOUNT ZINEさん、鎌倉のbooksmobloさんで買うことができます。あるいはもう直接本人へ!
TRAVELING THE WORLD