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人々の活気が湿度を帯び、スモッグで満ちた空が黒く染まり光線が走る。
ハノイの日は沈んだのです。
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印象深かったのは街の晩御飯。
仲間と、恋人と、あるいは家族と。
皆が誰かしらと食事をしていました。おしゃべりが最大の調味料という噂は本当かもしれません。
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ライスワインをくださいと言うと酒屋の色っぽいお姉さんはウォッカと書かれた便を持ってきてくれた。
これはライスワインですか?イエース。ウォッカって書いていますけど。イエース。どっちですか?イエース!
どっちでもよくなって二瓶購入。まだ開封はされていません。
おまけになぜかビスケットをくれた事が印象的でした。
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二度見て尚三度目が見たくなる水上人形劇はなんと満席。
一番楽しみにしていたハノイのナイトライフを断たれ夜の街を漂う己が流れ着いたのは寺院で開催されていた伝統的な楽器を使ったライブ。
ウッドベースかといぶかしむほどのロングネック三線と箸のような棒状のパーカッション、それになんとも奇妙な間で入ってくる爺様の叩くドラム。
見たこともない楽器が奏でるなぜか懐かしい旋律の夜想曲でした。
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以前に訪れた市場はブランドが入った商業施設に姿を変え、風物詩のシクロではなく電動自動車の様な乗り物で旧市街を回る観光客。市場にあった商品が南京錠しかないお店の店長は二つのネットゲームを同時進行させていたりもしました。
それでも芯の部分はどこまでもベトナム。急激な経済成長をしつつも失われない熱と雑と艶。
特に夜は時間の流れが妙にゆるやかで優しいのです。
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また来るよ。その時もよろしく。