年始に訪れたボルネオのアニマル達。
未だ手つかずの野生が残る島とはいえこちらの都合に合わせてひょいひょい姿を現してくれることはなく、
あるいは現れたとしてもそれは遥か遠く、ズームレンズ200、視力裸眼で0.1以下の自分にとってそれは予想はしていてもやはり厳しい野生の境界線でした。
それでも、それが人間に守られた野生であったとしても、やはり表情がいきいきしていてこちらも胸がドキドキしてきます。
溢れるアドレナリンとカメラを持って密林の中を駆け回るとき、こっそりとなんだか幸せだなって感じたりしていました。
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トータルで一番のインパクトを受けた動物はやはり天狗猿。
餌付けされているということもあり距離感、存在感、圧倒的でした。
つまむとパフッって鳴りそうななすび型の鼻がなんともキュートなんです。
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雨季ということもあったのでしょうか。やったらめったら出合ったのがかたつむり。
極小からちょっと写真アップがはばかれる極大まで。
こちらは極ミニマイマイ。
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ゾウムシ?
カラフルゥーッ!とテンション上がる自分を尻目にこんなんでいいの?的なガイドさんの表情。
日本でのダンゴムシ的なポジションなのでしょうか。
しかしこのゾウムシ、学者の方が写真集を発行するほどに奥の深い世界観を持っているようです。
汝、深遠なるかなゾウムシ。本年ブレイクの予感です。
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こちらはナナフシ。
擬態系代表です。
こちらも腕くらいの大きさ(?)を誇るジャイアントナナフシがいるとか。お会いしたかった‥。
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ボルネオの顔。ウータン。
元旦にお会いした森の人はひたすらランブータン。
へばりついて果実をおねだりする息子猿の表情、皮をむく指の動き、人を意識しながらも装う無関心。
細やかな一挙一動に動物以上の知性を垣間見せて、かと思うと突如何かを思い出したかのようにすーっと森の中に消えていく彼等。深い森に住む賢者との遭遇は少し神秘的な印象でした。
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彼もまた擬態代表。
何かいるとわかっていても、本当に目前になるまで気がつかない。
目が愛らしいリザード。
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彼等がじっとこちらを見るとき、それが自分より小さな動物でもハッとする一瞬があります。
その感覚はここが非日常だなってダイレクトに感じる瞬間で、動物達にとっては迷惑かとも思いますが心の奥のほうがなんだか痺れます。

2 thoughts on “ボルマルズ”

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