暦とは無縁に、むしろ対極に休みを取っていく我々自営業ですが本年あえて、お盆ど真ん中に九州に三泊四日で旅をしてきました。
福岡から長崎、翌日には大分、さらに熊本からの宮崎とロード・トゥ・ロード。
そんな旅の最中、熊本から北に一時間ほどの小さな町、山鹿でお祭りがあることとのうわさを聞きつけました。
仰天したのは頭に灯篭を付けた浴衣美女が1000人、ふわりふわりとまわり続けるというコンセプト。
瞬時に私は決意しました。これは‥行くしかないと。
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その日は集中豪雨がたびたび起こる生憎の空模様。
頭上につける灯篭がすべて紙でできているために雨天の場合は中止とのこと。
開催か否か、会場には静かな緊張感が。
幸い頭上の雲は山鹿を避けるように左右に分かれ、上空には藍色の夕空!
そして会場は祭りの開始を告げ、灯篭ガールズ入場!
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夢かうつつか。
会場には、はーい灯篭‥という子供たちの声がループで響き渡りかなりトランシーな状況。
はーい灯篭‥はーいとうろう‥ハーイトウロウ‥high‥to‥low‥。
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美女が好きです。浴衣が好きです。浴衣美女はもっと好きです。
けどそれが×1000。しかも頭上には発光体。
これはもはや好き嫌いを超越したアメイジング・グレイス!
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音はなんといってもよへほ節。これに限ります。
穏やかでありしなやかなメロディ。脳波をゆらす悠久のリズム。
そしてなんといっても口ずさまずにはいられないヨーヘーホーという言霊!
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人の輪が、灯の輪が静かに揺れ続けるこの祭り。
はるかルーツは濃霧に迷う景行天皇を導いたといわれる灯篭だとか。
8月16日に執り行われるこのお祭り、終戦記念日の翌日にはたった一つの灯篭が神社に奉納されたとのことでした。
時代が変わり灯篭の数や規模が変わっても、願わくば灯篭の光が消えることない未来を迎えていきたいです。

2 thoughts on “灯篭ガール”

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