例えばトルコ。
国土は97パーセントがアジア、しかしボスポラス海峡を越えた3パーセントの国土は確実にヨーロッパだったりします。
そんなギリギリで踏みとどまっているパーセンテージを見るとおぉ・・と静かに、本当に静かにですが、心どよめきます。
ところでお店で使用している鉄瓶。
もちろん100パーセントアイアンの頼れる湯沸し大将だったのですが、
オープンより5年強、その身を一身に湯沸し業務に捧げたためかついに先端、とっての部分が崩壊。
溶接技術の無い我々スタッフ。
針金で結んでみたり、ドリルで小一時間掘ってみたりしましたがいずれも失敗。
結局陶器でできたトイ急須の頭を移植するオペレーションに踏み切りました。
その純度100パーセントの鉄から溶け出すミネラルが沸かすお湯を美味くすると自負しておったのですが
ついに1,2パーセントの欠落。
ほんのり悔しい反面、この微妙な2パーセントのぽっちりが愛らしかったりもします。
- 越後、光点、網線、異面
- 鹿の目力