ただ今写真の展示してくれている、にのみやさをりさん。
舞踏家の竹内空豆さんの作品を動画にしてご自身のピアノを乗せた映像をご紹介させてもらいます。
不思議なリズムで入るパーカッションと笑い声はなんとせがれさん。ほっこりします。
現実を少し離れたところからやってきた人と出会ってしまったような高揚感と不安感、同時に自分の内側に存在する何かを客観的に見ているような気持ちにもなりました。
窮屈そうにかがんだり、空に飛び立ちそうに羽ばたいたり。

また他のプロジェクト、空豆さんが写っていない作品も畳側の棚に置いている雑誌、風の旅人2冊に大きく記事として見ることができるのでぜひご覧になってください。
いのち鎮風景、彼女の肖像〜杏子痕。
どちらも本当に心に刺さり、考えさせられる作品だと思います。
特に僕は彼女の肖像がすごく心に刺さりました。

きれいごとがなんの慰めにもならないような、死が安らぎに感じるほどの時間。
様々な厄災が絶え間なく降りかかる人生だったとしても。
それでも生きることが美しいなんてとても言えない日々だったとしても。
癌、サルコイドーシス、PTSD。
とんでもなく重いテーマですが、このコロナ禍の中で、生きる意味を改めて考えたい作品だと思います。
最後に作品の締めの文章を抜粋させていただきます。

生きることはしんどい。生きることはただそれだけでしんどい。だからこそ生きることには価値があるんだと私は思う。
ここに記されたのは、死に片脚を掴まれながら、なお生きようとする人間の軌跡だ。
それをどんなふうに、あなたは見つめてくれるだろう。

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