パンク、デスメタル、ハードコアと刺々しいものからワールドミュージック、今はクラシックとかジャズやアンビエントよく聴いたりするのですが、好きな写真や写真集も緩やかに、けれども必然性をもって変わっていくのかもしれません。
真鍋奈央さんの写真集、波を綴る。
十数年のハワイでの生活、僕の知らない人たちの日常。
思い入れのある土地でも、特別珍しい何かが写っているわけでもないけれども、素敵な光が入る、楽園は言い過ぎかもだけど楽園の裏通りみたいなハワイでの日々がすごく愛おしい。写真って面白いなとしみじみ思いました。

想像力がいくらでも入り込む余地がある個性豊かな人々の生活。
波や風のそれが繰り返しながらも同じものが二度とないように、そしてずっと続いて欲しいと思える日々もいつか終わりが来る。
限りのある時間を伸ばすことも大切だけど、どのように過ごすか。なんだかそんなことを読み終わった後に思いました。
どんな人でも、みな子供時代があり、順調にいけば歳をとりいずれ死ぬ。
今日がかけがいのない日だと感じさせてくれるものが今、僕に必要な気がしました。
お店の本棚に置いています。ぜひ。

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