先週の話になりますが酒田で土門拳文化賞の授賞式がありました!奨励賞!
フィリピンはマニラのお墓で暮らす人々の写真です。墓場から揺り籠まで。

それにしても歴代の受賞さんが集うパーティーがすごかった。本当に情熱を持って写真を撮っている人ばかりだと圧倒された次第です。学校の先生、鉄道、NPO、福祉。
仕事をしながら、それでもずっしり太い根を張って撮ってきた写真の数々。ここだけは譲れないよという思いがすごく伝わってきて、それがなんだか励まされたように感じ、胸が熱くなります。
計算されたハイセンス、トレンドを研究したアートとしての価値よりも心の温かさや情熱に重きを置く、本当の意味でかっこいい作家さんに出会えた宴。
べろんべろんになってしまいましたが来れてよかった。
二次会行きたかったぜ。
坂田駅前のホテルで一泊。
ついつい止まらなくなってしまった深夜の読書、そしてホテルの朝食ビュッフェで山形郷土料理を3度お代わりして自ら招いた窮地。
ありがとうございました頑張りますとだけ言えばいいと聞いていたスピーチで前の二人がとんでもなく胸を打つ最高の原稿を用意されていて、私の意識はホワイトアウト。そして彼岸へ。。
それでもギャラリートークは大西みつぐさんの進行に救われて言いたいことが言えたような気がします。
そんな土門拳記念館で大賞の上瀧さんの糸遊、そして奨励賞の三人の展示も始まりました。

僕は本当に上瀧さんの作品が大好きです。
江成常夫さんがコメントで写真には歌と語りがある。この作品は歌っていると聞いてなるほどと思いました。
虚無感と存在感について考えさせられる空間。
そして土門拳賞の高橋さんのカンボジアでの力作の展示もがっつり見ることができます!改めて敬意を感じました。
そんな酒田、本当に素敵なところなので写真好きな人は特に、そうでない人も是非訪れてみてください。
土門拳記念館、酒田市美術館、そしてキャバレー白ばら。表現とドキュメンタリーと素敵な出会いが溢れています。

それにしても友の会に仲良くしてもらっている清水さんと姫崎さんがいてくれて本当に心強かったです。
酒田でカフェを営むアミーゴのユカちゃんも友情出演!そして友の会の作家さん、酒田市役所の方々、土門拳記念館のスタッフさん。
改めてこの人たちに会えただけでもはるばるこの街に来た甲斐があると思う一日でした。

今回の写真は酒田の土門拳記念館に展示してあります。東京での展示もあるようなので是非遊びにいらしてください!

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