昨年末から年始にかけて製本した写真本invisible。
一緒に製本した仲間たちの作品を改めて、一人づつフォーカスしてお店で展示させてもらおうと思います。
一人目は山下裕。
invisibleでは発展著しい中国の農村部、火力発電所の白煙漂う村を紹介してくれました。
電力を作る側、そして使う側の様子を、独特の青い透明感を感じさせる作品で紹介してくれました。
何を犠牲にして何を得ることが豊かさなのか。これは中国の問題ではなく、人間の問題だと思います。

今回展示してくれる作品はインドネシア、ジャワ島のイジェン火山。
昨年ニコンサロンで展示したCosmeticの作品を中心に改めて空間を構築してくれると思います。
会期は3月26日(火)より。僕も楽しみです。
以下プロフィールとステイトメントになります。
写真展「Sulfur-化粧品原料-」

スキンクリームなどに使用される化粧品原料「硫黄」。本作はインドネシアで、その硫黄が採掘され都市部へ出荷されるまでを伝えるものである。

採掘現場はジャワ島東部に位置する活火山「イジェン」。火口では有毒ガスがいたる所で噴出し、高温となった液状の硫黄が足元を流れる。
鉱夫達はガスが立ち込める中、硫黄を地肌から掻き出すが、ガスマスクもろくに着けないため、咳き込みむせ返る声が響く。このような環境で採掘される硫黄は1人あたり80kg程だ。
彼らは80kgもある塊を背負い下山するが、過酷な労働と引換えに得られる賃金は1回の運搬で、日本円にしてわずか500~600円である。

運ばれた硫黄の塊は村外れの精錬所で溶かされ、流通しやすい板状に成形される。
これらは最終的に一袋800円程の価値となり、都市部ジャカルタやスラバヤへ出荷される。
山下 裕
アジアを中心に撮影を行う。
ここ数年は中国とインドネシアへ足しげく通っている。

○略歴
1988年東京都生まれ。 
2016年 写真展「チベット・ハレとケ」 (POINTWEATHER) 
2018年 写真展「Cosmetic」 (ニコンサロン銀座・大阪)

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