お店で展示、そして写真集nowhereでもご一緒した盟友、山下君こと、山ちゃんが銀座のニコンサロンで写真展を行っています。不自然なほどに鮮やかで、どこか美しさすら感じるインドネシア、イジェン火山。
やがて化粧品の材料として世界に流通する硫黄の発掘現場の作品です。

もちろん過酷な労働ではあると思いますが、ひどい話として上から弾劾するのではなく、一緒に作業場に行き、一緒に弁当を食べ、硫黄を精算して、そして端数は飴ちゃんかよ!と嘆く姿は、どこかユーモアや人情のようなものを感じます。独特の作風は彼の個性的な人柄の賜物なのでしょうか。
安い賃金、過酷な労働ということでその人が不幸であるとか、社会を変えてやるぜとかそういう話ではなく、あくまでも自分は部外者で、それでもその硫黄が輸出される先の国の人として、知っていたいし知っていて欲しいという思いで撮られた作品のように僕は感じました。
ぜひ足を運んでみてください!

それにしても同じ写真仲間がこうして大きなメーカーで展示をすることは大きな刺激になります。
僕も頑張ろうと改めて燃えるのでした!

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