先週お休みをいただいてバングラデシュを旅行していました。
いつも旅前は予定を詰め込みすぎるからか体調を崩しがちで、今回も無事にダッカにたどり着けるのか不安ではありましたが、なんとか無事に旅を終えることができました。
今回の滞在はイード・アル・アドハーといういわゆるイスラム教の犠牲祭にタイミングを合わせての訪問になりました。信じる神に息子を捧げることができるのか。
色々と考えさせられることも多いエピソードではありますが、その時に代わりに天に召された羊にちなんで、富める者は貧しきものに肉を振る舞う。
ざっと言うとそういう日です。
街のいたるところで家畜が首を切られ、精肉に変わっていく風景。正直目を背けたくなるような光景も沢山あります。
しかし僕は今日マトンのカレーを、正直それほど心を痛めずに仕込みました。
命の正しい頂き方にとても今興味があります。
殺していい命がないということ、そして殺さねば生きていけないということ。
相反する道徳と本能。
もし、このどちらも間違えていないとしたら、自身の心のあり方、敬意の示し方について僕は改めて考える機会をいただいた、そんな旅になりました。
街の子供たちは家畜が生きている時は精一杯世話をして、屠られる時から目を背けず、そしてご飯をいただいていました。

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