父親の法事前に一日ぽかっと現れた休日。
和歌山探索か、はたまたしっぽり京都か。
悩んだ末に決定した目的地は、そういえばよく知らない西の首都、大阪。
おしゃれカフェやら通天閣やらも巡ってはきたのでありますが、妙に印象に残ったのは陽気の影に隠れた路地裏の風景。
これはいったい。。と二度見してしまうような光景をも包容する関西の懐の深さに感激しながらのワンダースポット詣でと相成りました。
さて、詣ではじめは難波八阪神社。
もう鳥居の外からでもはみ出ちゃっています。
そして、、で、でたーーっ!!百獣の王、そのまた王。
ほんまかいなというビッグマウスであらゆる邪を一飲みですよ。かっこいいっす。。
地元ギャルにも愛されているようでなによりです。
猫じゃないよと心の中で静かに突っ込みながらも、活気あふれる場所として神社が確かな存在感を持っていることになんだか嬉しくなるのでした。
場所を変え中津高架下。廃墟ともアンダーグラウンドともまた違う地上の洞窟。
コンクリートの洞窟の中での日常。
訪れた時にちょうど建設局の人が耐震工事云々で立ち退きのような張り紙を貼っていました。
奥に進むほどに増す怪しさ。
後で知ったのですが音楽祭や映画のロケ地に使われたりすることも多い場所だというのも納得。
放っておいても人が集まる景勝地や観光名所にお金をつぎ込むのではなく、風化の危機にある、今はその価値がわからなくても後の世が新しい意味や意義を見出せる可能性のある場所を残すことに、もっとエネルギーを注ぐべきなのかもしれないと思いました。
同じく中津にあるというレトロで不思議な商店街に進みます。
間の風景もどことなく奇妙。
そして中津商店街。厚揚げ5つしか置いてない豆腐屋さんだったり、お店の中を覗いてもなお何のお店だかわからないお店が多数並ぶ獣道。
こちらはシカクさんの看板。キてます。
天空にはショッキングピンクのバンビやでー。
???駐輪所???
長かった大阪の一日の最後は千日前、味園さん。
以前にyoutubeで拝見したCMに脳天をぶち抜かれまして、それ以来ずっと憧れだったのです。
宇宙から直接脳幹に沸き上るような電子音。催眠効果そのもののネオン。そして一度聞いたが最後、魂の奥底で永遠に繰り返されるエコー。
規模だって半端じゃないです。宴会界のゴリアテ。
一階、二階をテナントとして貸出、上階部が宴会場というのが今の味園さんのスタイルなのでしょうか。時間も遅く宴会場には辿り着けませんでしたが一階、二階は強烈な個性を放つBARがひしめく魔窟と化していました。
時間も無く、なにより強烈に入りにくい雰囲気の漂うフロアの空気に物怖じして回廊を回るに留めましたが、大阪担当スタッフのニワさんによると深夜喫茶銭ゲバさんがオススメとのことでした。。
内部のキノコランプ。とにかくあちこち四次元です。
どこか九龍城を彷彿とさせる怪しさ、しかし夢があります。
お隣のキャバレーを改造して出来上がったイベント会場ユニバースさんも見逃せません。
事と次第によっては怒られそうなカオスや遊び心を受け入れるゆとりと心意気。勉強になりました!
- weatherreport 2014 0912 ZAKKAS!!
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