3月20日からの展示のご案内です。
特別な非日常ではない、波のように繰り返す日常の中のささやき声のような物語。
同じ波は二度と無いように、同じ出会いも二度とは無い。
作家さんの私的な体験に共鳴して、二度と会えない人に想いを馳せる。そんな空間になれたらと思います。

以下作家さんのプロフィールとステイトメント
福島直樹
1991年10月横浜生まれ 

2014 中部大学国際関係学部国際文化学科卒業
2017 日本写真芸術専門学校卒業

ホームページ

http://number7091.wixsite.com/fukushima-naoki/home
キャプション

「今度撮影する時はここの海に行こうね」
それが彼といった最後の約束だった。

気がつくと彼はもうここにはいなくて
ただ行くはずだった海に一人向かった。

冬の海の音はどこか優しく、懐かしい音がする
波際を見ると二度と同じ形にならないもの波の引き際をみると
どこか命の押し引きに見えて
そんなのを見ているうちに
ふと遠くに行った彼の声が聞こえるような気がした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください