先日の月曜日、仕事終わりにふわっと訪れたのは日本大通り。象の鼻テラスで行われていた横浜パラトリエンナーレを見に行ってきました。
sence of onenessのコンセプトが示す通り、いわゆる身体が健常であるなしに関わらず様々な分野で放たれる個性や表現、そして見に来るお客さんが溶け合う、優しくそして少し不思議な空間を体験することができました。
僕がついた頃には日も暮れて、すでに会場は盛り上がりの真っ只中。
そこは不思議の森の大夜会。

その不思議の森の中でもひときわ異彩を放っていた謎のイチゴ人。
小林勇輝さんの作品New Gender Bending Strawberry。
近未来のシルバーボディと生々しくも繊細なイチゴ。
一見え?!っていう試みですが隣り合わせでこのイチゴをかぶるという、不思議な体験を共有することでなんとも言えない優しい余韻が残ることに驚きました。
壁に飾ってあるポートレートもまた素晴らしく、シーダひのき工房さんで住み込みで作り上げた作品だそうです!

にぎやかな音が聞こえると思うと広場をパレードのような鑑賞ツアー一同さんがにぎやかに行進していました。

うさぎ団長が語り楽団はスイングする!

背景に見える横浜イルミネーションよりもきらびやかな光を灯すバオバブのような木が一本。
会場にはちょこちょこうさぎ人間の姿が。身体に不自由のある人、そうでない人そして、おとぎ話の世界から迷い込んできた人。
そういえば自分が子供の頃、まだ外の世界とはどんなところだろうと、あらゆるフィルターを通さず妄想していた時の世界はこういう風だったような気も少ししました。
ここからはパフォーマンス。
ダンス、サーカス、大道芸、それぞれが心を震わせ、身体を動かす。
相対的に見るとできることできないことに差があるのかもしれません。
しかし自分が何パーセントの力や意識でその瞬間に爆発できるか、それは個人個人の世界。そしてそれが溶け合い、融合する。本当に素晴らしかったです。

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